なぜ東北の海女さんが久留米絣を着るのでしょうか？海女さんと言えば久留米絣のイメージがありますが、他の地域ではどうなのでし…

Question

なぜ東北の海女さんが久留米絣を着るのでしょうか？海女さんと言えば久留米絣のイメージがありますが、他の地域ではどうなのでしょうか？

Answer 1

東北は寒いので綿が育たず、野良着の布は麻や樹木などの皮を糸にして冬に機織りをしました。明治中頃までは普段は麻が一般的だったとか。機械紡績で化学染料で染めた安い糸が入る様になり、ようやく華やかな縞の綿着物になったそうですが、絣の織物はありません。
海女さんはどこも上半身裸で下半身は白い布を巻く姿が普通で、子供の頃はそれが海女さんだと思っていました。伊勢志摩は真珠養殖場の外国人見学が増え、大正以降白のシャツとパンツなどになったそうですが、北限の海女と言われる久慈市は昭和30年代に観光化を試み、取材のカメラマン達が来るようになってから「かすりはんてん」の姿にしたそうです。

Answer 2

絣の中に久留米絣がありますから、絣柄全てが久留米で織られたものとは限りません。
絣は、先染めの糸で柄を織り出すもの、後染めのいわゆるプリントも絣柄はあります。