新人医療ソーシャルワーカーです。

Question

新人医療ソーシャルワーカーです。現在退院支援を行っている患者さんがいます。入院前は歩行も難しい状態で妻が介護をしていた方です。
脳血管疾患で手術を行い現在術後1週間と少し経っています。術後2日目からリハビリに取り組んでおり入院前に比べるとだいぶ動きが良くなってきました。
しかし在宅に帰るには住宅改修や福祉用具での生活環境の整備が必要だと考えられたので先日介護保険申請を行いました。
介護調査が来週に決まりましたが家族は早期退院を希望し始めました。家族の希望は介護調査をする週で退院したいそうです。しかし退院時には手すりや段差解消は調整してほしいとの希望です。

この場合は暫定ケアプランでサービスを調整していくべきだと思うのですが介護度が要支援か要介護か判断に迷うところです。
家族が介護保険申請の際に地域包括支援センターに相談しているのでとりあえず地域包括支援センターのケアマネと連携するのが良いでしょうか。
もしかしたら介護がつくかもしれないので最初から居宅介護支援事業所にお願いすべきでしょうか。

あとそもそも介護調査も終わっていない段階で手すりや段差解消等の調整を進めることは現実的に可能なのでしょうか。地域包括支援センターのケアマネには住宅改修となれば時間を要すると言われました。

家族と本人の意向に添いたいですが、介護度が出ていない、時間もない中どのようにアプローチしたらいいか迷っています。

Answer 1

居宅ケアマネです。
入院中で介護認定の申請中でも、事前申請と工事は可能です。
認定が出た後にお金が支給されることになります。
ただし事前に市町村に確認しておくことと、退院前に施行してしまった後、万が一そのまま帰らぬ人になった場合は、工事費用の全額が10割負担となるので、そこは重々家族に説明の上、認定が出るまではレンタル品でまかなえないかなど提案することになると思います。
ただ、既に家族が包括に相談しているのであれば、あとはそこのケアマネが居宅に振るか、支援と見込んで自分のところで行うか判断すると思います。
家族への情報提供、ご説明で十分ではないでしょうか。

Answer 2

包括ケアマネです。退院カンファがあるなら包括と居宅ケアマネを選定して参加してもらえると包括としては助かります。
包括としては退院調整という名目で介護申請さえしてあれば認定結果が出るまでは対応させてもらいます。そこで介護なら居宅に引き継ぎます。明らかに介護でも認定が出るまで動けないという居宅もありますので居宅にも最初から少しは関わってもらいます。
他者も言われているように申請中であるなら申請日に遡り保険適用されますので非該当の場合の説明をして同意が得られたら暫定で介護保険対応します。但し入院中ですので住宅改修は受領委任払いでなく償還払いとなります。軽度利用者申請や住宅改修申請のみ包括ですることは多々ありますよ。
住宅改修は自宅に戻られて動きを見てから工事してもよいのでレンタル品を暫定的に置くこともあります。病院のPTから形状や高さとか指示があればレンタル業者に伝え退院日に合わせて搬入してもらいます。
とりあえず包括と連携しましょう

Answer 3

明らかに要介護になる見込みがあれば、最初から居宅に相談しますが、まずは包括にお願いしましょう。
住改はみなしの事前申請で進められますが、実際工務店側に依頼する書類も多く、工期の兼ね合いもあるので1か月はみたいところです。
住改の理由書は包括にお願いできます。

段差解消や手すりは、福祉用具レンタル・購入品で代替え対応できるか、業者やリハと相談してみてください。

十分な検討の上、無理なときは「現状、意向に沿うのは難しいです」と伝えましょう。

Answer 4

申請日から介護保険サービスは使えます。

介護度の見積もりは判定シミュレーションソフトが検索すればすぐに見つかりますから一度見積もってみて、包括に依頼するか連携室と良好な関係がある居宅介護支援に依頼するか検討してみましょう。

住宅改修は利用者が自宅にいることが前提ですので、利用するには少々テクニックを使うことになります。このあたりは居宅ケアマネでノウハウ持ってるところが必要です。それでも帰宅されてからの完工になると思われます。