ポートフォリオの作成について

Question

ポートフォリオの作成について私は今就職活動をしています。
絵を描くのが好きなのでイラストレーター系の職を探しているのですが、殆どの募集要項にポートフォリオの提出とあります。
私の通っていた大学は美術系でもデザイン系でもない、映像制作系の分野なのでデッサンなどはしたことがありません。
今までもイラストはあくまで趣味だったためまともなデッサンも勉強もしておらず好き勝手描いていました。ですのでほぼ描くモチーフが同じです。初音ミクであったりセーラー服を着た少女であったり...

この場合って、ポートフォリオを制作しても通ることはあるのでしょうか？一応ぽつぽつ仕事案件をいただいていますが、趣味程度であったイラストをポートフォリオにしてもいいのでしょうか...。
苦手な構図は描かないし人体の骨格の理解なども曖昧です。それでポートフォリオを作って、企業側は採用しようと思うものですか？

周りでポートフォリオを作っているのは美大に通っていたりする人ばかりでとても不安です。経済的な事情により大学も中退してしまったため就活に対する知識もろくにありません...。
乱文になってしまいましたが、言いたいことは「趣味程度でイラストを描いてきた人がポートフォリオを作成するメリットはあるか」です。よろしくお願いします。

Answer 1

今は「イラストレーター ポートフォリオ」で検索するとこのように色々出てきます。

https://magazine.cygames.co.jp/archives/2249

デッサン作品で必要な基礎力が付いているか？を見られたり

オリジナルのイラストで、幅広いイラストを描けるか？アイデア力などを見られます。

就職して正社員を目指すなら専門的な美術教育を積んだ、正道を通った人が選ばれやすいと思いますよ。

中途採用は経験者ですが、中途で入る場合でもポートフォリオは必要です。
この場合、今までやった仕事をデータとして提出します。
実績がある人は強いんですよ。

質問者さんが既にプロ並みに描けるなら問題ないのですが

基礎力がなく、苦手な構図も描かない、美術解剖学も習得していないようですから
イラストレーターで就職するのは非常に難しいと思います。

就職して正社員イラストレーターになる人達って、上手くて何でも描けるのが当たり前なんですよ。

上手いのはただの前提なんです。

上手い上に、更にアイデアとか、イラストのオリジナリティが求められます。

技術がない人がその仕事を出来ないのは当たり前です。

イラストレーターとして就職出来なかった場合

どうしても絵の仕事がしたかったら
アニメーターなど敷居の低い所から始めて、這い上がっていくしかないんですよ。

Answer 2

採用されるかされないかは分かりませんが、苦手なものから逃げているなら、正直大して上手くもないのでは？とも思ってしまいます。

まあ、100%受からない なんてこともないので、出すだけ出せば良いですし、自己分析にも繋がるのでは？

ポートフォリオを作る意味あるの？とそこから考えるならやらなくても良いと思いますが…
趣味でやるんじゃダメなんですか？
副業みたいな感じじゃダメなんですか？そういうのも含め、イラストレーター系以外の仕事も探しておいた方が良いと思います。

Answer 3

ポートフォリオ、就職となると、斯く斯く然々のノウハウがあって、お約束、決まり事がある・・・という考えかもしれませんが、
ポートフォリオが何のためにあるかといえば「自分を売り出すツール」なわけです。
貴方が就職にあたって自分を売り込むのに役に立つともうならポートフォリオに限らず何でも使ってください。
「趣味程度のイラスト」では見てください、といってももしかしたら見てくれない場合もあるでしょう。
でも、自分自身の特技を臆せず売り込もうとする前向きな姿勢は評価されると思います。
まぁ、「初音ミク」とかセーラー服少女ばかりだと、「ロリ？」って誤解を招く恐れも十分にありますけどね。

メリットはあるか無いか、他人に訊いてもあまり意味ないです。
貴方が自分を売り出すにあたって、自分の特性をメリットにするか、デメリットと考えるか自分に問うて下さい。

運が良い、縁があるなら最初はクリエいてブナ仕事と縁がなくても
「そういえば、あいつ面接のとき絵を持ってきたな・・・」とか思い出していただいて入社してから抜擢されるなどということもあります。
私の後輩も履歴書の趣味、特技欄に「漫画描き」と書いて、就職後会社のパンフ制作を任された人がいます。

Answer 4

採用側なのですが、うちではとにかくウチで使うイラストだけ上手ければ採用します。しかしそのイラストをピンポイントで描いて持ってくる人はほとんどいません。

あなたもポートフォリオを見て採用を決める側になったことがあるはずです。例えばレストランとか。

ポートフォリオというのは飲食店のメニューそのものです。逆に言えば飲食店のメニューを参考に構成しても問題ないですね。参考にと言っても、写真のデキとか構図とかそういうのじゃないですよ。あくまで構成の話です。

人材を採用するというのは、彼女（彼氏）に告白をするため、クリスマスデートに連れて行くレストランを選考するのと同じです。

そういうときにレストランを選ぶ心境が、人材採用です。何をどうみますか？値段が安いことを重視しますか？サイゼリアに決めるでしょうか。確かにコスパもいいし、おいしいですが、そういう問題じゃないですよね。

そしてメニュー表記もウェブページもなく、写真１枚もないお店を選ぶことは我々も、デートを考えている人も、ほとんどないでしょう。ポートフォリオはあなたのメニュー表です。どういう絵をどれくらいで描けるのか、どういう絵を提供してくれるのか、我々は見ます。

例えば我々は請け負う仕事が単純で同じような依頼しか来ないので、それに特化した人を採っています（中小なので全部中途です）。それはハンバーグしか食べない集団で、幹事である私がハンバーグが美味しいお店を探しているような状況です。だからハンバーグが特別に美味しそうで、他のメニューが特別マズそうでなければ、採用してしまいます。でも我々は無駄にするお金がないので、新人を育てることができず、従って口コミの良い店（中途で実績がある人）しか採りません。

一方で新卒を狙って採る会社ももちろんあります。あなたはどんなレストランにしたいですか？あなたのレストランは何が得意で、メインの料理はなんなのか。何屋さんと表題をうつのか。パン屋と書いて得意が蕎麦だったら不利ですし、いくらお米が美味しい店と言ってもオカズが何もなければ入りません。

あなたがまず何屋さん（何が得意な絵なのか）なのか、そしてそれ以外にも何ができるのか、幅広くそろえます。例えばサイゼリアでイタリアンと言ってもトマトパスタ以外の一切メニューが無かったら一体誰と入るでしょうか。

初音ミクやセーラー服はとても人気があって皆さん描いています。サイゼリアの前の屋台でトマトパスタ１２００円と言って誰が買うかという話です。それだけでは弱いですが、写真もないメニュー表はもっとまずいことになります。作る意味があるかではなく、作らないと誰も来ないと言えます。

また口コミも重要です。飲食でも口コミが写真を凌駕するように、業界でも口コミが圧倒的に有利です。中途であれば実績です。実績＋メニュー表で入ってくれるレストランは出来上がります。実績がないなら賞です。誰かに表彰されているなら採用も考えます。

ということであなたは飲食店のメニューを考案する気持ちで、それも高値でデートに使ってもらえるような店を、無名の状態で、値段を下げずに行うのです。なぜ高値でないとならないのか。イラストは無料でたくさん落ちてます。初音ミクも、イラストも、無料で見れますし、無料でロイヤルティフリーで使えます。それを有料で採るのですから、どんな値段でも高級ですね。

長々と書いてしまいましたが、我々は中途のみ＋採用基準がニッチすぎますが、大抵の場合はデートで使う高級レストランのメニューをあなたが考え、メニュー表を作る気持ちで頑張りましょう。口コミと写真映え＋メニューの見やすさ、提供時間です。

あと我々としては絵のデキよりも仕事してくれる人を採りたいです。イラストレーターはおさぼりさんや好きじゃない絵が分かりやすいくらいクオリティ差が出るのも結構いるので、上手いのは当然としてちゃんと仕事してくれる人を優先します。