最近、絵を描く人、描ける人が多すぎて気持ちがしんどいです。

Question

最近、絵を描く人、描ける人が多すぎて気持ちがしんどいです。私は、物心ついた頃から絵を描くのが好きで周りからも上手いと言われてきました。
漫画家やイラストレーターに憧れた時期もあったのですが、それだけで食べていくのは厳しいことが分かっていたので、本格的に目指すことはありませんでした。今も全く関係ない金融系の事務で働いています。

しかし、最近になって、やはりイラストレーターの仕事を少しだけでもいいからできたらいいな、と考えるようになったのですが、
最近どこから湧いてきたのか絵が上手い人が多すぎて（実際その人たちもイラストレーターを名乗っていて仕事の依頼をかけています）、こんなに上手い人が履いて捨てるほどいるなら、私なんかイラストレーターになれるわけないと考えてしまいます。

しかも、中学〜大学前半の間は、勉学が忙しいこともあり、ほとんど絵を描けませんでした。
なので、幼少期こそ上手い、絵の才能がある、と言われたけれども、今は年齢（24歳）の割に全然描けないです。

私が今高校生なら、まだまだ絵を勉強する時間があるし伸び代があるので前向きに頑張りますが、今から本気で絵に取り組むにはもう年齢的に若くないのと、どんどん絵の上手い人たちが現れてくることに焦りとしんどさを感じています。

私と同じくらいの年代で、これから本気でイラストレーターを目指している方いますか？
私でも諦めずに頑張ればイラストレーターができるでしょうか。また、上手い人たちに圧倒される中で自分を強く持つにはどうしたら良いでしょうか。
また、イラストレーターって正直どれくらいの画力が必要になるのでしょうか？

※このような質問をすると、必ず上から叱ってくる人がいるのですが、変なコメントやなぜかお叱りしてくるコメントはやめていただきたいです。

Answer 1

イラストレーターだけで食っていこうとしたら、それは不可能に近いほど難しい事なのでお勧めしませんが、質問者さんは堅実な職業に付きつつイラストレーターとしてもやって行きたいご様子。なかなか分かっていらっしゃると思います。流石、大人ですね。

日本人は元来器用なようで、最近の子器用なイラストの蔓延には、自分も大したものだなと思います。

絵を描く人は、絵に自信があるから描くわけで、質問者さんもそれなりに描けるはずと自分は想像しています。そのうえで質問者さんが心配していらっしゃるのは、自分の絵は古くて、今風のキャッチーなイラストが描けないみたいな事なんじゃないでしょうか。

自分に言わせると、今風のキャッチーなイラストなど描く必要は有りません。そういうのを描くのは、ティーンエイジャーにまかせておけば良いのです。あなたはあなたが得意とする、描きたいものを描けば良いのです。

イラスト業界は買い手市場であり、作家の名前で仕事が出来るごく一部のエリートを除くと、屈辱的な低賃金で納得の行かない仕事を強いられるのが常です。やってられませんよね(笑)。でも、本業が有って半ば趣味でやる分には、いやな仕事を受ける必要は有りません。

あなたはあなたのペースでイラストを描き、自分はイラストを描く人間なので、気軽に依頼してねと周りに周知すれば良いのです。ホームページを作って見本のイラストを掲載し、見本のはがきやリーフレット等を常に持ち歩き、宣伝しましょう。

自分の知人たちで上手くやっている連中は、決して「絵の上手い」エリートでは有りません。社交的で友達の多い連中が色々なコネクションを作って仕事をもらうのです。

あなたの絵を良いと思い、欲しいと思う人々はきっといるはず。ゆっくり時間をかけて自分のファンに出会い、育てる事で、良い創作活動に結びつけて下さい。

Answer 2

「イラストレーターに必要な画力」
という概念がそもそもの間違いです。
だって画力が必要なら写真でいいんですから。

イラストレーターに求められるのは
写真じゃ絶対に撮れないものを描く力です。

だからこそ、写真が実用化された時代以降、
写実絵画はなりを潜めて
その代わり、キュビズムだの
シュールレアリスムだの現代アートだの
漫画だのイラストだの
写真には撮れないタイプの絵が
もてはやされるように
なったんです。

さて、
自分がイラストレーターとして
やってけるか知りたければ
suzuriやリアルファブリックなど
絵をグッズにして売るサイトで
オリジナルの絵を売ってみては？

絵単体では鼻で笑われるようなものでも
スマホカバーなど
グッズにプリントされると
途端に需要が伸びることもあるものです。
だからファンシーグッズショップでは
「こんなので良ければ自分にも描ける」
と思えるような絵が人気なんです。