☆文部科学省は、 「高校の授業のうち、 芸術教科については、 音楽・美術・書道・工芸のうち、 最低でも、どれか1教科の授業をすれば良い」 ・・・としています。 →そのため、 例えば、 「うちの高校では、 1年生の時、全クラスで音楽の授業を行っており、 そのため、音楽の教員は、1人います。 しかし、美術や書道や工芸の授業は、一切行っていませんので、 美術や書道や工芸の教員は、1人もいませんし、 美術や書道や工芸の教育実習の受け入れも一切していません」 ・・・といったことをしている高校があっても、OK。 特に違法では、ありません。 →そのため、 例えば、 「本都道府県では、高校美術教員は十分足りていますので、 今年度の高校美術教員採用試験は一切実施しないことが、正式に決定いたしました」 「本都道府県では、高校工芸教員は十分足りていますので、 今年度の高校工芸教員採用試験は一切実施しないことが、正式に決定いたしました」 ・・・という、 大変残念なことになってしまう場合も、 あります。 ☆また、 公立の中高一貫校・中等教育学校や、 私立の中高一貫校・中等教育学校では、 (例) 「中高両方持っている人しか、採用いたしません」 ・・・といった制限をしている場合も、 あります。 ※中等教育学校というのは、 13歳で入学し、6年間通って、18歳で卒業する、 6年制の学校のことです。 http://ss.sanonihon-u-h.ed.jp/ http://www.oshukanchuto-e.metro.tokyo.jp/site/zen/ ※中高一貫校というのは、 高校受験一切なしで、 提携している高校へエスカレーター進学できる中学や高校のことです。 ☆例えば、 東京都のように、 「中高両方の免許を持っている者のみ、教員採用試験の受験を許可します。 中学免許のみ、あるいは、高校免許のみしか持っていない者の受験は、 一切認めません」 ・・・といった、「受験制限」をしている都道府県も、 一部あります。 →例えば、 東京都の場合は、 ・公立中学:623校 ・公立高校:189校 ・公立中等教育学校:6校 ・公立中高一貫校:6校 ・・・と、なっています。 →中等教育学校や中高一貫校というのは、ほとんどが私立校で、 公立校は、ものすごく少ないのですが、 いちお、あります。 ☆そのため、 「中学美術免許1つだけしかとりません!!持ってません!!」 「高校美術免許1つだけしかとりません!!持ってません!!」 「高校工芸免許1つだけしかとりません!!持ってません!!」 ・・・といった、中途半端なことをしてしまうと、 採用試験を受験すること自体、できなくなってしまう場合があり、 上記のような、せっかくの貴重な採用チャンスを、 自分自身で自ら、全部ぶっつぶすことになる可能性も、 十分、ありえます。 →ですから、 せっかく、教員免許を取得するのなら、 できれば、 中学美術・高校美術・高校工芸の3免許を、全部一緒にまとめて取得するのが、 オススメ・無難です。
なるほど:1
両方取った方がいいです。 なぜなら、自治体(私立は学校法人)によっては中高両方の免許がないと採用されないことがあるからです。(東京都など) また、教員免許の科目は、「教育の基礎的理解に関する科目等」「教科及び教科の指導法に関する科目」「教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目」「大学が独自に設定する科目」からなりますが、中学美術と高校美術・工芸なら「教科及び教科の指導法に関する科目」がかなり重複することが考えられます。「教育の基礎的理解に関する科目等」は中学の方が単位が多く必要なことが多く(道徳がいるのと教育実習が概ね1週間程度長い)、介護等の体験も中学を取るなら必要ですが、取れるなら取っておいた方がよいです。 中学は美術の教員が基本的に1人ですが、高校の場合はいないこともあります。(非常勤講師だったり他教科の教員が教えたり、他校と兼任だったり)また、最近では教員採用試験に一発合格するのは難しく、講師経験を積んでから採用されることの方が多いです。両方持っていれば中学からも高校からも呼んでもらえますが、中学しかなければ高校からは呼んでもらえません。高校しかないと、中学で美術を教えることはできますが、道徳や特別活動(ホームルーム等)をできないというちょっと窮屈な状態になります。
なるほど:2
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