歯科業界における、パラジウム合金の補綴物は消えるのか？代替金属は？解決策はCADCOMなんですか？補綴を細々とやってる技…

Question

歯科業界における、パラジウム合金の補綴物は消えるのか？代替金属は？解決策はCADCOMなんですか？補綴を細々とやってる技工士は死ねという事でしょうか？

Answer 1

最近は天然歯に１番類似しているｲﾎﾞｸﾗのプレスe.maxが世界的に好評ですね。

ジルコニアは硬いだけでまだまだ色が汚い、対合歯や土台の負担が大きい等、他にも色々な問題ありです。１番の問題は設備投資と設置場所、コストがかかりすぎると言うことです。ジルコニアはまだ臨床経験が浅いので近年トラブルが増加中ですよ。

結論は、ゴールドは除くとして、金属事態が体に有害とされてますが当分日本ではパラジウム合金技工は消えないでしょう。
日本中で困ってるなら政府は早急に動きますが、困ってるのは歯科業界、全体から見ると微々たるモノですからね。
パラジウムじゃなくて銀合金で作ってと言う歯医者とは付き合うのはナンセンスです。

e.max、ジルコニア、レジン、銀合金、チタン、コバルトでは出来ない事がパラジウムでは可能ですからね。
保険がある限りパラジウムは無くなりませんよ。
コロナショックでパラジウム暴落中なので、またパラジウム技工は息を吹き返すでしょう。

ダンピングの影響で技工代金が安すぎてCAD／CAM導入ラボはペイ出来ないと嘆いてます。
CAD／CAM、デジタル導入ラボは赤字のラボも多いですよ。

テクノロジーの導入によって大きな変革期を迎えるとか 言及してる技工士や歯科医もいますが、気にしないでOKです。
それはただ自分達がピンチなので焦って宣伝してるだけです。
中には高額な設備を材料屋に騙されて買わされたと愚痴ってる関係者もいますが結局は自業自得ですね。

近年不況傾向で自費が減りつつあります。コロナショックで世界恐慌になり 日本も大不況目前です。
そうなると自費もかなり減り、自費専門ラボはさらに悲鳴を上げるでしょうね。
実際 自費専門ラボは仕事が減って 保険に手を出したり、更にダンピングしてますよ。
実際にe.max6000円、ジルコニア8,000円で営業してる大手ラボも出てきています。

従業員がいるブラックラボは大変みたいですよ。

増税、不景気、働き方改革とコロナショックの影響で、これから益々歯科技工の状況は過酷になるでしょうね。
更に離職率は上がり入学者は激減し、専門学校の閉校はまだまだ止まらないでしょう。

技工学校は２０校くらいまで減ると予想してる専門家もいましたよ。

Answer 2

これを好機に捉えて廃業・転職の技工士も周りにはいます。もうデジタル化は止まらないと思います。

Answer 3

就業時間の長さと低賃金労働の影響で離職率が高い上に少子高齢化で団塊の世代の廃業や退職、その上若手歯科技工士が将来に魅力を感じない現状からすると、必然と人材確保が難しくなります。採用した技工士を根気よく育てていくか、設備に投資するか迷うところなんです。ジルコニアの「削り出す」という技工行程をオールインハウスで可能となっている現在ではCAD／CAM(デジタル）技工への転換は必要かもしれません。パラ（１２％金）は日本独自の「保険」という制度の中で取り扱う事ができる金属なのですが、ドクターの診療報酬の「材料料」というのが定額であるのに対して金属は「時価」（変動）ですから、高騰すれば当然ながら利益に関わってきます。
医院からの「預かり」ならラボ側は問題ないですが、「ラボ持ち」だと仕事量が多くないとかなりしんどいですよね。
つい最近、騒がれていたのは「チタン合金」の保険導入です。ただこれは鋳造機を選ぶ事になる（アーク熔解）ので現実的に不可能な話です。日本全土のラボを探してもチタン合金を鋳造できる鋳造機を持っているラボはほんの一握りです。鋳造できたとしても「鋳巣」が発生しやすく、更に研磨しずらいのは御承知かと。「鏡面研磨」なんて不可能です。「鋳巣だらけや曇った表面の補綴物を口腔内に入れるのか」って話です。
あとは最近では「銀合金」ですかね。パラが高騰すると必ずごく一部のドクターは安価な「銀合金」にシフトします。患者さんにしっかり説明すれば良いのですがね・・・。酸化して直ぐ黒くなる金属なんて患者さんは入れたくないですよね。
話が前後しますが、やはり現代はデジタル技工が主流です。今回の保険改正でも上顎６番がCAD／CAM冠（保険適用）での修復が可能となったので、明らかに保険でメタルフリーの時代になってきています。「いずれ前歯、そしてインレーやアンレーも」
と拡大していくはずです。自費技工でも「e.max」はほぼ皆無あり、殆ど「ジルコニア」にシフトしており、審美技工を短時間で行う「時短」が更に進化発展していくと思います。