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酪農はなぜあんな北海道の過疎地に集中しているのか? 勿論、牧草の確保という面目があるのはわかるのですが、あんな過疎地で…

酪農はなぜあんな北海道の過疎地に集中しているのか? 勿論、牧草の確保という面目があるのはわかるのですが、あんな過疎地では募集をかけても人が来ませんし、輸入飼料を内陸部まで運ぶのにも輸送費がかかってしまいます。 放牧でもない限り、飼育面積はそこまで必要無いのですから、牧草は海外からの安い輸入品に切り替え、いっそのこと、地方都市近郊のある程度人口が多く、港に近い場所に移行するのが最適だと思うのです。 どう思いますか?

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回答(5件)

  • ベストアンサー

    質問者様は酪農に関心があるんですね。 酪農家としてはありがたいことです。 さて、集中しているか?隣まで500~1000m離れてますからね。 以前の質問でも答えたように、歴史的背景があって牧草しか育たない場所に酪農家を入植させたのです。北海道の南部では違っていますし、札幌近郊にも大正年代からの牧場は今もあります。 大ざっぱに親ホルスタインは一日に40~50kgの餌を食べます 更に100~200Lの水を飲みます。 そして約30Lの牛乳を出してくれます。 餌の60~70%が牧草などの自給飼料になります。 北海道の東北部の牧草収量は1t/10a程度でサイレージにすると70%が餌となります。(30kg×365日×70頭)÷1000kg×70%=109.5ha つまり、北海道平均の頭数を飼う場合には109.5ha必要なわけです。 子牛も考慮すると更に増えますけどね。北海道南部だと牧草の収量が3倍なので必要面積は1/3ですしデントコーンなど多収の作物で変わりますけど。 また、自家製の牧草の単価は10~20円/kgですが輸入牧草なら40~60円/kg 少量の利用なら可能ですが置き換えは無理でしょう。 時間があるので運賃について 北海道の配合飼料の拠点は苫小牧港、サブとして釧路、十勝港になっています。 最長の輸送は苫小牧~稚内で400km弱で往復12時間、夕方6時に餌の10tトラックが出ています。深夜に酪農家に納品し早朝に苫小牧に戻ってきます。運転手が交代して日中は100km程度の配送を2回するそうです。トラックは24時間連続稼働なのだそうです。そうすることで餌の輸送費を2~3円/kgに抑えられるとか。 もう一つ、食べた餌と飲んだ水は糞尿として出てきます。 悪臭を放つこれらを畑や牧草地に散布するわけですが、一般人の住居が近いと大問題となります。したがって過疎地が良いわけです。 寮を提供すれば従業員も雇えますし、娯楽を求めなければ北海道の田舎は暮らしやすいんですよ。

    なるほど:2

  • 都会だと人件費が高くて育てられないから。

  • ホルスタイン とかは 冷涼地を 好みます

  • 作物ができにくい土地で行われているだけです。 作物のほうが収入は良いですし、何より元々日本には酪農に関しての消費がほとんどなかったです。 その二つがあり、アイヌの土地くらいしかなかったのも事実です。 北海道だって、当初は農作物を作ろうとしたのですが出来なく、仕方なく牛に走ったという経緯です。 海沿いにだって、北海道は牧場が並んでいます。 原材料を運ぶには金がかかりますから、そんなことしたら物価が跳ね上がります。 世の中は酪農のために、酪農中心に回っていない、と言うのが答えです。

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