臨床心理士は『民間資格』です。 指定大学院を出る必要があります。 でも大学院だけ心理であれば大学は英文科、とかでも構わない。会社をリストラになって心理系の大学院に入り直し、臨床心理士を名乗ってる人もいます。キャリアありそうな年代に見えても実は民間企業出身で、心理職はさほど経験ない、という人もたくさんいます。 公認心理師は最近出来た『国家資格』です。心理の世界は無法地帯で、心理カウンセラーを名乗り、高額な費用を請求する人も多くいるので、この資格で少し変われば良いですが。資格成立から5年は現認者講習を受けた人が試験に臨んでいます。実はボランティアの経験でも基準を満たせば受験できます。医療事務や医療職、福祉職、学校教員、保育士など、職場が実務経験を認めれば受けられるので、様々です。殆どの臨床心理士が公認心理師を受けているはずです。移行措置後は大学で指定科目を学んだ人でないと受けられなくなります。 年収は臨床心理士は非常勤が多かったのでスクールカウンセラーなら時給5000円、週1日、月20万程度。一年更新で賞与社保等なし、夏休みあり。多くの臨床心理士は低収入、大学院出てもフリーターのように仕事を掛け持ち。心理職は病院の正社員でも年収300〜400万くらい? 公認心理師もさほど変わりませんが、国家資格ゆえ正社員のポジションも出始めています。それでも350〜400万くらいな感じがします。 因みに臨床心理士は医者の指示は必要なく、自由に出来ます。公認心理師は医者の指示が必要です。 心理学は大学と大学院を出て初めて使い物になるそうです。主観ですが、民間企業上がりで大学院だけでは統計や心理テストなどの基本的な事を学んでないでしょうし、それなら大学で基礎を学び、実務を積んだ公認心理師の方が良いようにも思いました。 現認者は幅が広すぎるので、『玉石混交』のようです。
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