簿記検定2級の連結会計に出てくる非支配株主持分について質問です。

Question

簿記検定2級の連結会計に出てくる非支配株主持分について質問です。(連結)貸借対照表の貸方に非支配株主持分がありますが、この勘定は純資産なのでしょうか？

親会社の資産じゃないのに(連結)貸借対照表に記載されている理由がわかりません。
なぜ非支配株主のモノなのに記載されているのでしょうか？

簿記に詳しい方いたら教えてください。

Answer 1

純資産ですよ。日本の連結会計観は、親会社説に経済的単一説を加味したような考え方をして、学者先生からこのことの指摘がありますが、もともと非支配株主持分は、少数株主持分といって負債と資本（今の純資産の部とはちがいます）との中間に連結財務諸表に特有の区分をおいていたのを、現行の会計基準では、名称を非支配株主持分として、純資産の部に表示することになりました。親会社が子会社の支配権を獲得したとは言え、その事業の運営には、その支配権の一部だけを稼働させるのでではなく、全部を稼働させることより、比例連結ではなく、全部連結の考え方を採用し、非支配株主持分についても純資産の部に表示するということです。