教えて!しごとの先生
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検事を目指してる(今年から)社会人です。

検事を目指してる(今年から)社会人です。検事を目指すのに予備試験と司法試験の勉強をしようと思い参考書を買おうと思います。 公法系、民事系、刑事系の参考書を買えば良いのでしょうか? どのような参考書を買えば良いのか分からないのでアドバイスください。

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ID非公開さん

回答(2件)

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    途中で力尽きて説明が雑になってますがご容赦ください。 第1 総論 市販の参考書は,大別すると①基本書,②演習書,③判例集,④論点解説本等, ⑤過去問関連書籍の4つに分類できます。 ①基本書は,学者が書いた教科書です。 ②演習書は,問題集みたいなものです。 ③判例集は,重要な判例についてまとめてある本です(「1に条文,2に判例、34がなくて5が学説」と言われるくらい,判例は大切です)。 ただ判例だけをまとめている本もありますが,大抵は学者などの解説がついているものが多いです。 ④論点解説本等は,「その他」のようなもので,その多くは,個別の重要論点についてピックアップして解説しています。応用的な内容が多いですが,基本書で省略されていたり,説明が薄くて理解できない部分を補うことができるという意味で,上手く使えば大変有益だと思います。 ⑤過去問関連書籍は,予備試験や司法試験の過去問に関して,法務省の出している出題趣旨・採点実感を踏まえた解説や,上位合格者の再現答案等が載っています。 (なお,過去問の問題・出題趣旨・採点実感(「3種の神器」とか言われてる)は法務省のホームページから無料でPDFでダウンロード可能です) 第2 基本書 1 民法:(1)民法総則,(2)物権法(物権+担保物権),(3)債権総論,(4)債権各論(契約法,事務管理,不当利得法,不法行為法),(5)家族法(親族法+相続法) (0)総則~家族法まで全分野を一冊で:『民法(全)第2版』潮見佳男 この本は,全分野について必要最低限の内容が書かれており,全体を通覧できるという意味で有益です。また,平成30年の家族法(相続法)の改正にも対応してます。 ただ,この1冊だけでは足りないと思います。 アマゾンのレビューコメントの通り,この1冊をベースにして色々書き込んだり付箋をつけたりして育てていくような感じです。 (1)民法総則:『リーガルクエスト民法Ⅰ 民法総則 第2版』 (佐久間毅単著の『民法の基礎1』は改正前で評判がよく,改正対応版の第4版も出ているが,これは改正対応版といっても,本文は改正前を前提とした内容であり,改正後の内容は最後にまとめて付記されるという形なので混乱したり,無駄な部分も多いのでお勧めしない) (2)物権法:①『講義 物権・担保物権法(第3版)』安永正昭or,②『民法の基礎2 第2版』佐久間毅+3.『担保物権法 第2版』松井宏興 or『リーガルクエスト民法Ⅱ 物権(第2版)』の3つのうちどれか。 なお,②が2冊セットなのは,物権法は,物権(総論)+担保物権の2分野から成るところ,①と③はまとめて一冊で書いてあるから。 (3)債権総論:『プラクティス債権総論(第5版)』潮見佳男 分厚いですが,難解な債権総論をケースを交えて分かりやすく解説しているのでおすすめです。改正法対応の債権法の基本書は,潮見佳男のを買っておけば間違いないです。 (4)債権各論:『基本講義 債権各論Ⅰ(第3版)』『基本講義 債権各論Ⅱ(第3版)』潮見佳男 (5)家族法:『家族法―民法を学ぶ 第3版』窪田充見 2版持ってますが,分厚いものの,すごく丁寧に,時にウィットに富んだ説明がなされていて分かりやすさは抜群なのでおすすめします。 2 民事訴訟法:『基礎からわかる民事訴訟法』読みやすさ重視 『リーガルクエスト 民事訴訟法法 第3版』三木,笠井ほか:論理的な切れ味という意味で分かりやすさ重視。民法改正により影響を受ける分野(債権者代位訴訟など)にも対応済み。 個人的には後者をおすすめ。 3 会社法:特に定評があるのは①~③。その中でも②が特におすすめ。分かりやすい。 ①『リーガルクエスト会社法 第4版』伊藤,大杉,田中,松井 ②『会社法 第2版』高橋,笠原,久保,久保田 ③『会社法 第2版』田中亘 ④『会社法 第21版』神田秀樹 4 刑法:刑法総論+刑法各論 (1)総論+各論を1冊で:『刑法 第3版』山口厚 (2)刑法総論: ①『基本刑法Ⅰ総論 第3版』:説明が簡易で読みやすい ②『刑法総論講義案(四訂版)』裁判所職員総合研修所:実務の立場が分かる。学者 がするような小難しい哲学的議論がないので分かりやすい。 ③『刑法総論(第3版)』山口厚:理論を究めるならこれ。上級者向け。決して,無意味な哲学的議論ばかりというわけでないが,内容はかなり高度。 (3)刑法各論:①『基本刑法Ⅱ各論 第2版』:説明が簡易で読みやすい ②『刑法各論』西田典之、橋爪隆:たまに判例を批判して別の見解を採ることもあるが,記述の歯切れがよく分かりやすい 『刑法各論(第2版)』山口厚:これも上級者向け。 5 刑事訴訟法:捜査+証拠+公判 『リーガルクエスト刑事訴訟法 第2版』 6 憲法:(憲法総論+)人権+統治 (1)全範囲を1冊で: ①憲法学読本→薄目で記述も分かりやすく読みやすい 人権論や判例の紹介もそれなりにあり全範囲を1冊で済ましたいなら一番おすすめ。 ②『憲法 第7版』芦部,高橋→よく巷でお勧めされるが,執筆者である憲法学会の神的存在:芦部信喜さんは既に亡くなっておて,その後の改訂版においても本文はノータッチ。弟子の高橋和之さんが注欄で最新の判例や議論を加筆補訂しているだけで,ちょっと読みづらい。個人的にあまりお勧めしない ③『立憲主義と日本国憲法 第4版』高橋和之→分かりやすい。統治の部分も分かりやすい。判例の立場とずれている部分もあるが,それでも憲法理論の基礎(試験問題で,判例が使えない部分や,使える判例を忘れた場合に頼る緊急脱出ボタン的な)がこれ以上ないくらいに分かりやすく書いてあるので,判例は判例百選等の判例集で補うとして,基本書としては結構おすすめ。 (2)人権 『憲法Ⅰ 基本権』渡辺,宍戸 7 行政法 行政法総論+行政救済法(+行政組織法) (1)1冊で ①『行政法 第5版』桜井,橋本 ②『プラクティス 行政法 第2版』木村琢磨 ③『行政法 第2版』宇賀克也 ①がおすすめ,次に②。 (2)行政法総論 ①『行政法Ⅰ 現代行政過程論 第4版』大橋洋一 ②『行政法概説Ⅰ (第6版)』宇賀克也 有名なのは宇賀克也さんの方だけど,個人的には①の大橋洋一さんの本をおすすめ。 要点が分かりやすい。 (3) 行政救済法 ①『行政法Ⅱ 現代行政救済論 第3版』大橋洋一 ②『行政法概説Ⅱ (第6版)』宇賀克也 同様に①の方をおすすめします。 第3 演習書 1 民法 ・総則~家族法まで全分野:『民法演習サブノート210問』: →問題・解説が個別の論点ごと分かれているので最初の演習書としておすすめだと思います。僕も改正民法の演習書としてこれを今やってます。 ・総則,物権:『LAW Practice 民法Ⅰ 総則・物権編(第4版)』 ・債権総論・債権各論:『LAW Practice 民法Ⅱ債権編(第4版)』 ・家族法:『民法演習ノートⅢ 家族法21問(※但し,平成25年の非嫡出子法定相続分改正の部分までしか改正に対応していない)』 また改正対応の演習書は選択肢が少ない。 2 民事訴訟法 ①が特におすすめ。網羅性は②の方が上。 ①『基礎演習 民事訴訟法第3版』長谷部由紀子ほか ②『Law Practice 民事訴訟法 第3版』 ③『ロジカル演習 民事訴訟法』越山和広:実は元司法試験考査委員 3 商法(会社法) ①がおすすめ。解答例はネット上で出回っている。②は解説のみだが,個別論点ごとに分かれているので分かりやすい。 ③は解答例がついている問題もあるが内容が高度。2冊目以降に推奨。 ①『会社法事例演習教材 第3版』 ②『Law practice 商法 第3版』 ③『事例で考える会社法 第2版』 4 刑法 『刑法事例演習教材 (第2版)』が鉄板。 5 刑事訴訟法 ①が分かりやすく1冊目にお勧め。②は司法試験に役立つが難しいので2冊目以降。 ①『ロースクール演習 刑事訴訟法(第2版)』亀井源太郎 ②『事例演習刑事訴訟法(第2版)』古江頼隆 6 憲法 ①『憲法ガール1,2』 司法試験過去問を素材とした判例(憲法理論)を使った事例問題の解き方演習を小説形式で。 7 行政法 ①→②→③の順番がおすすめ。 ①『基礎演習 行政法』土田 ②『演習行政法』原田 ③『事例研究 行政法』共著 第4 判例集:判例百選 各法の判例百選(有斐閣)を買っておいて,判例の事案と判旨を押さえおくのが一般的とされています。 憲法は『憲法判例の射程』,刑事訴訟法は『判例講座 刑事訴訟法』川出,行政法は『行政判例ノート』橋本 などもおすすめです。 第5 論点解説本等 1 民法:物権法『クロススタディ物権法-事案解析をとおして学ぶ』(古いが物権法は改正の影響が少ないので使える。内容は高度だが論理明快で分かりやすい) 2 民事訴訟法:『論点正解 民事訴訟法』田中豊 元裁判官(調査官)による,判例理論を踏まえた分かりやすい説明。 3 憲法:①「憲法上の権利の作法」小山:論文の書き方の型が分かる ②「憲法訴訟の現代的転回--憲法的論証を求めて」駒村:①を前提に,個別の人権について判例を踏まえつつ議論をしている。セットがおすすめ。 4 行政法:『行政法解釈の基礎』橋本博之:行政法論文試験の書き方がわかる。 5 刑法:橋爪隆『刑法総論のなやみどころ』『刑法各論のなやみどころ』 単行本はまだなく法学教室の連載だが,図書館でコピーできる環境があるなら,理論的に高度ながら,論理明快さ抜群で最高に分かりやすいので、基本書読んで刑法理論アレルギーになってしまったのなら是非。 第6 過去問系 1 論文:『ぶんせき本』,『合格再現答案集』辰巳 2 短答対策: (1)過去問集:『肢別本』辰巳 (2)知識確認:『択一六法』LEC 参考書まとめサイト https://www27.atwiki.jp/kihonsho/

    ID非表示さん

  • 仕事をしながらかつ独学で、というのは何回受けても合格できないというゴールが見えるような気がします。せめて仕事をしながらでしたら、資格予備校に惜しみなくお金を使いましょう。最適な本は、資格予備校が授業で使っている教材です。

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