解決済み
市役所で文化財課、文化財関連の課にお勤めされている方に質問です。以前から日本史が好きで、考古学に憧れを抱いており、4月から文化財関連の学科のある大学に進学します。 将来は自分の生まれ育った町や周辺の市町村で文化財関連の仕事をしたいと考えております。 そこで質問があります。 市役所の文化財関連の課では日々どういったお仕事をしておられるのでしょうか? また、仕事をする中で楽しく思えることや辛く感じることなど経験談を教えて頂きたいです。 よろしくお願い致します。
553閲覧
公務員には守秘義務がありますが、それは「職務上知りえた情報」を外部に漏らしてはならないということであって「業務内容を人に話してはいけない」ではありません。 保護 文化財の保護は、現物を保管管理することから記録として残すことまで含まれます。江戸時代の石造物などはたくさんあり、それをすべて現状保存することは事実上困難なので重要なものは現状で残し、可能であれば移設、それも無理なら記録として残すなどをします。 そうしたものを図書として刊行することで地域の歴史研究の基礎資料となります。 活用 文化財を保存するだけではなく活用も行います。観光的な活用もあれば、地域学習、郷土愛醸成のための道具としてイベントや周知活動、案内板設置などをします。 埋蔵文化財 もっともウエイトを占めることが多いです。遺跡(埋蔵文化財包蔵地)で土木工事する場合は事前の届け出が必要で、工事によって遺跡が破壊されてしまう場合には発掘調査をする必要があります。そうした届け出を審査してどういう措置をするか判断し、調査を行います。 指定文化財の保護・活用 文化財のうち特に重要なものを指定して永久保存します。保存するために修理や記録作成なども行っています。 上記の業務のための予算管理、補助金業務などの事務も多岐にわたります。
kakさんが書かれていることでほぼ尽きていると思いますが、蛇足ながら一言。 市町村の文化財担当職員の主な業務は文化財保護法の遵守であると思います。 文化財は国民共有の財産ですからその保護に努めなければなりません。 ですから文化財担当職員はそのための仕事をします。 そのうち、大きなウエイトを占めるのが埋蔵文化財の保護です。開発によって埋蔵文化財が破壊されるおそれがある時、それを記録保存するのが行政発掘です。 ただ国や都道府県による公共事業の場合は都道府県設置の組織が発掘を行うので、市町村の職員が発掘するのはその市町村の事業や民間の事業に伴う発掘です。事業の大小に伴う差はありますが、発掘に関しての差はありません。ただ事業者が民間による難しさはあると思いますが。
市の職員ではありませんが、お答えします。 市役所にふらりと行ってみてください。 そうして、文化財関連の課の周辺に 貼ってあるポスターを眺めてください。 あるいは、市の広報紙に、 文化財関連の情報が載っていないか、 毎月目を皿のようにしてチェックしてみてください。 新聞の地方版にも、しばしばニュースが載りますから、 新聞紙面をきちんと読むように心がけてください。 市が関連する文化財関連のイベントには、 欠かさず顔を出してみてください。 1年間これを続けるだけで、相当なことが分かりますよ。 普通、市職員になるためには、 市職員の採用試験を受けて合格しなければなりません。 ただし、市の中で何の仕事をするか、選り好みはできません。 「文化財関連の仕事だけをする」というのは、無理です。 ただし、市職員の中には、若干名 文化財専門職員がいることがあります。 この場合は、欠員が生じた場合、 普通の市職員採用試験とは別枠で採用試験を実施します。 採用のハードルが高くなります。 市の文化財関連の課には、 普通の採用試験を受けて市職員になった人と、 文化財専門職員が混じっている、と思ってください。 (ただし、文化財専門職員だって、異動はあります)
< 質問に関する求人 >
市役所(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る