職場として一番多いのが、医療・保健関係(病院・診療所・保健所など)で、その次が教育関係(スクールカウンセラー・教育センターなど)です。あとは、福祉(児童相談所・養護施設など)、大学(学生相談室・大学教員など)、司法(家庭裁判所・鑑別所・刑務所など)、産業(企業のカウンセリングルームなど)、開業、などになっています。 働ける場はたくさんありますが、大学院を出てすぐに常勤で勤めるのはやや難しいです。多くの方は非常勤を掛け持ちして、何年かのうちに、常勤募集のところの採用試験合格を目指すという形になります(もちろん自分の意思でずっと非常勤という人もいます)。 よく、こういう質問の回答で、「仕事はないです」と回答している人がいますが、「少ない」というだけのことで、探せばあります。ただ「少ない」ので、当然狭き門になりますが、実力があればいずれ受かります(もちろん“運”もありますが)。また、この業界は、必ずしもすべての職場が公募になっているわけではなく、採用情報を公にしないで、裏でいい人材を探して打診するという形の求人もあります。力のある若い臨床心理士の中には、こういう話がたくさん来て、いくつかお断りしているような人もいます。全体の総数からすればこういう人は少ないのは少ないですが、こういう例もあるということだけお伝えしておきます。 給料も職場と人によりけりです。非常勤だと、時給800円~7,000円くらい。スクールカウンセラーは平均すると5,000円くらいです。常勤の場合は、初任給(20歳代後半)で15万円~30万円くらい。児童相談所は地方公務員上級で大学院卒の給料です。医療機関はだいたい17~22万くらいが多い印象です。 はっきりしたデータはないのですが、私の知るところではこんな感じです。参考になれば幸いです。
なるほど:2
臨床心理士は実際に取ったからといって何か仕事があるわけではありません。 大学教授、専門学校の講師(時給制)、児童福祉事務所(資格者でなくてもOK)、スクールカウンセラーなどなど。 一時期、学校単位で常勤のスクールカウンセラーを置く、という話で心理学関係の人気は高まりましたが、実際はそれも実現せずの状態です。大学教授は資格者を募集しますが、それ以外は資格者とそうでない経験者で時給の単価が違うだけです。 ただ、私の経験から言えば、臨床心理士の資格をとることよりも、心理学を学んだ経験は社会に出ても、いろいろ役立つことが多いです。進学して損はありませんが、資格を取ることで就職先が安定する、という資格でもありません。 時給の単価は3000円~7000円、学校なのか、福士事務所なのか、学校の講師なのか・・・でも基本的に常勤ではなく掛け持ちなので、今現在で言えば時給の高いアルバイトをかけもちしている、というイメージです。
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