医学部在学６年間+αの間に論文博士を取ることはできますか？ こんにちは 当方は旧帝大の医学部医学科に通う一年生で…

Question

医学部在学６年間+αの間に論文博士を取ることはできますか？

こんにちは
当方は旧帝大の医学部医学科に通う一年生です。入学前からある程度決めていた分野の研究の道に携わりたいと思っていて、入学直後からその分野の研究室に訪問して実験の教授、指導を受けているところです。
そこでまだこういった世界に未熟なので知り考え検討したいのですが、このまま研究室に熱に通い続け学部卒業と同じタイミングまたは卒後初期研修医の二年の間に論文博士を得ることはどのくらい可能なのでしょうか？
このようなことを聞く理由は、当方再受験で医学科に入学しまた医学科は最低６年間の学部と卒後２年間の初期研修があるため年齢を気にするところがあるのと、それでも医師としての幅を確保しつつ(なのでMD-PhDコースなどは厳しい)研究の世界でいち早く一人前になりたいからです。
よろしくお願い致します。

Answer 1

大学よって違うと思いますが、論文博士には「研究期間」というものが必要で、大学を卒業してからカウントされます。
これは普通6年以上必要で、だから大学院の方が早く博士は取れますし、MD-PhDコースは無駄が一番少なく博士が取れる仕組みになっているのです。
さらに研究の世界で早く一人前になるということを教授になると言うことと同義に捉えるなら、今後は論文博士で教授になるのは難しくなっていくと思われます。
あとは、医学部大学院は医師になってから入学したら働きながら在籍できることも考えておきましょう。20年以上前ですが、私が大学院生の時の年収は800万ぐらいありました。もちろん、仕事と仕事の合間に研究ですから休みはないですけどね。いかに寝当直のアルバイトを入れるかが勝負でした。
私の出た地方国立大学でも、旧帝大中退からと旧帝大卒からの再受験生で教授になっている人は数人います。
参考：九州大学医学専攻学位取得基準
http://www.grad.med.kyushu-u.ac.jp/doctors_course/degree.html

Answer 2

無理。理由は「そういうものではないから」ということに尽きます。

学部生のうちに研究のトレーニングを受けておくのは大いに結構なことだし、才能と努力と運が伴えば何本か論文を書くことも可能でしょう。ただ、それと学位は別です。個人的には論文博士だから下という扱いされることも特に無いと思います。しかし、卒業したての奴が「論文○本ありますから」と言い立てたところで学位審査を受けさせるような先生はまずいません。

教授にとって、課程博士の審査は業務の一環ですが、論文博士の審査は言ってみればボランティアです。誰が審査を引き受けるでしょうか、そこを考えてみてください。

他の方も書いていますが医学部は他学部に比べてかなり独特です。基礎系に多いnon-MDはともかく、MDの人達はどこかの病院でアルバイトして人並み以上の収入を得つつ大学院生しているのが普通です。なので、そんなに急ぐ必要はありません。

Answer 3

博士号をとる時は、教授会にかけられて、この人に博士号を渡して良いかどうか、経歴なども吟味されるわけですが。
医学部卒後すぐの医者に、論文博士を認める医局はないと思われます。

また、質問者が、研究者として食べていきたいなら、博士号の質も関わってきます。
論文博士（博士号 乙）よりも、過程博士（博士号 甲）の方が研究者としては能力が上だと判断されます。
過程博士とは、大学院に進み、授業、実習を受けたのちに４年間で論文を出すことが条件になります。
また、地方大学の医学部で過程博士を貰うより、当然、東大など旧帝大で過程博士を貰う方が、学歴という意味では後者が上の扱いになります。
ただし、地方大学の医学部は、論文の体裁をちゃんとなしていれば、過程博士に通してくれたりしますが。
東大の大学院などは、インパクトファクターがいくつ以上ないと過程博士は与えないとか、縛りが厳しいことがあります（だからこそ、学歴としては上なわけですが）

ともかく、論文博士と、過程博士の違いも分からず、研究を語るのはおこがましいです。

Answer 4

無理です
研修終わって、大学院に進んでからです