解決済み
教員養成系の大学1年生です。臨床心理士指定大学院に進み、臨床心理士の資格を取りたいと思っています。今後のことを考えると公認心理師を目指したいところですが、大学での必要単位取得がカリキュラム的に厳しいようなので、臨床心理士を!と考えています。 将来的に、臨床心理士が公認心理士より下位の資格になるとか、臨床心理士の資格自体が意味のないものになってしまうとか、そういうことはあるのでしょうか。詳しい方のご回答をお願いいたします。
臨床心理士は「士」、公認心理師は「師」です。質問内の記載に誤りがありましたので訂正します。
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>将来的に、臨床心理士が公認心理士より下位の資格になるとか、臨床心理士の資格自体が意味のないものになってしまうとか、そういうことはあるのでしょうか。 可能性が無いとは言い切れません。 現状、公認心理師の優位性は法律に定義された国家資格であること以外に無いのですが、これが結構厄介な優位性であり、同時に法律による定義が足枷となる可能性も秘めています。 とりあえず、スクールカウンセラーに関しては、応募資格の(1)のところに公認心理師が来ることは内定しています。 来年度の募集に関しては、基準となる今年の7/1の時点で公認心理師有資格者が存在しないので、当然、応募資格に記載される訳がありません。しかし、その次の再来年度の募集時には公認心理師有資格者が発生していますし、法律に定義された国家資格であることもあり、少なくとも公認心理師の現任者講習ではそのように内定しているという情報が出ているとのことです。 公認心理師に関しては、当面の間、5年程度は、正規の養成ルートを経た有資格者は発生しません。臨床心理士有資格者を中心とした単位の読み替えと現任者ルートの人だけです。よって、臨床心理士有資格者と等価以下になるでしょう。 根拠としては、臨床心理士有資格者が多くを占めるとは思われ、その部分は人の層が重複して同じなので大差ないはずです。ただし、現任者講習に心理職ではない人がだいぶ紛れ込んでいて、福祉士系ならまだマシですが、実務経験を証明すればよいので、自営のスピリチュアル系やなんちゃってカウンセラー、街の相談屋さん、果ては占い師までが実務経験証明を作成して受けて、受験資格を得ています。そういう人を落とすような試験に出来れば良いのですが、合格率を6割程度にすることを明言してしまっているので、ある程度有資格者に紛れ込んでしまうでしょう。その結果、国家資格であること以外はどうしようもない資格に成り果ててしまったという評価がまかり通っています。この時期であれば、臨床心理士を持っていれば大丈夫でしょう。 ただ、その後、公認心理師の正規のルートを経て大学院を出た層が資格を取得し始め、現場に出てきた後は、どの程度出来るのか様子を見てみないと、分かりません。出てきた直後はまだ専門職の入り口に立っ他に過ぎず、ある程度経験を積んで使い物になってくる5年間ぐらいは見る必要があるでしょう。 まぁ、公認心理師養成校は、ほとんど臨床心理士指定大学院を持っているところなので、そんなに人の層は変わらない可能性が高いですが、同時にだいたい両方の資格を取ってくるでしょうから、臨床心理士のみでは苦しくなってくる可能性があります。 それと、最初の法律の話と関連しますが、公認心理師については、現任者講習の内容や法律の定義的に、従来の心理の専門職とは重複している部分もあるものの位置づけが異なっています。心理の専門家というより、各種専門家を繋ぐ役割を期待されています。これがどの程度ネックになってくるかにも注目が必要かと思います。 これらを踏まえ、落としどころとしては、公認心理師を基礎資格として、臨床心理士を専門的資格と位置づけたら良いのでは…といったことは考えられています。看護師と○○科専門看護師のような関係に近いでしょうか。 ただ、残念ながら日本臨床心理士会の上層部がちょっと残念な感じの人達が多いので、どこまで持っていけるか分かりません。 そして、現状の臨床心理士有資格者のほとんど(少なくとも10年後も確実に稼働しているであろう40代以下)は、公認心理師も併せて取ることになりますし、先述の通り、公認心理師正規ルート組も両方取る可能性が高いので、今後10年以上はダブルライセンスがスタンダードになりますから、今、1年生で将来心理職としてやっていくつもりがあるならば、安全のためにも、多少の無理をしても両方取得できるようにしておいた方が間違いなくいいです。法律で定義してしまった以上、公認心理師は無下にも出来ないですし。なお、多少の無理には、4年ではなく、5年かけて卒業することも含みます。それでも、後から必要になって、もう一度大学生を4年間やり直すリスクを取るよりはよほどいいでしょう。
なるほど:5
> 将来的に、臨床心理士が公認心理士より下位の資格になるとか、臨床心理士の資格自体が意味のないものになってしまうとか、そういうことはあるのでしょうか。 絶対にありませんよ。 もともとは、そういうことを意図して検討が始まったのですが、紆余曲折の末、それを断念した結果の産物が公認心理師ですから。 現時点で、日本中の心理学関連の団体が両資格を共存させるということで認識を一致させています。 なお > すでに医療機関やスクールカウンセラーなどの公的な機関の心理職募集の最上位が公認心理師になってきています。 なんて回答があるけど、ナニを見て言っているのでしょうか? 例えば、東京都のスクールカウンセラーの募集はこれですが http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/staff/recruit/teacher/counselor2019.html そもそも「公認心理師」という単語は一度も登場しません。 公認心理師養成校のお粗末さを見れば、この資格の船出がいかに厳しいものになっているのか、一目瞭然で分かります。
すでに医療機関やスクールカウンセラーなどの公的な機関の心理職募集の最上位が公認心理師になってきています。 今まだ大学1年だとすると、就活する頃には公認心理師がメジャーになり、臨床心理士だけだと就職できなくなる可能性が高いです。 ライバルはみんな公認心理師(+臨床心理士)を持っている中、一人だけ公認心理師を持っていないという状況がどういう状況か考えてみては? まだ1年生なら公認心理師育成コースのある大学の再受験をお勧めします。
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