20年前くらいに、アルバイトで赤ペン先生をやっていました。今は違うかも知れないので、20年前の話として、参考までに。 報酬は1枚添削して、何円という計算です。自宅に持ち帰って添削するので、短い時間で添削しようが、ゆっくり添削しようが値段は同じです。収入は多いと7万円くらい、少ないと2万円くらいでした。事業所に出向いて答案の束を受け取り、自宅に持ち帰って添削し、7日以内に事業所に出向いて提出し、次の答案を受け取るというサイクルです。 1年のうちの時期によって、高校生が提出してくる枚数が大きく変化するので、収入も時期変動が大きいです。枚数が増えるのは、4月の開講直後です。みんな最初はやる気満々で提出してくるからです。毎日徹夜しないと添削しきれないほどの答案を渡されて、私生活が犠牲になるようなこともあります。夏休みもわりと答案が増えます。 逆に答案が少ないのは、中間・期末テストの時期や学年末の頃です。添削をお願いできる答案がない(少ない答案をベテラン指導員に優先的に渡す)ので、2~3週間ほど休んでいてくださいと言われることもありました。そうなると収入もなくなります。 答案1枚の単価は、科目、学年、難易度、添削指導員の級(レベル)によって変わります。科目では、国語と英語が高くて、数学が安い。学年と難易度では、1年生は問題が簡単なので単価が安く、3年生の東大コースとかだと難しいので単価が高いです。だいたい、1枚あたり400~900円くらいではなかったかなぁ。その1枚を添削するのに、1時間くらいは使いますので、時給にしたらコンビニのバイト並みかそれ以下です。答案30枚渡されて、30時間で添削したなら、2万円くらい。 ただし、難易度と添削のしやすさは比例しません。特に1年生の最初などは問題は簡単だけれど、根本的に答案の書き方を分かっていない人や、中学生レベル以下の人もおり、むちゃくちゃな答案が書かれていて、添削は困難を極めます。逆に東大コースだと、相当の学力がある高校生なので、問題は難しくても添削はやりやすいです。 指導員の級は、添削経験を積んでいくと上がり、全体的に単価もアップします。
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