失礼します。長文です。 経営課題としてメンタルヘルス(従業員･経営者)の相談ができるところはありますでしょうか？ …

Question

失礼します。長文です。
経営課題としてメンタルヘルス(従業員･経営者)の相談ができるところはありますでしょうか？

商工会議所や金融機関の経営相談って、販路拡大とか生産性改善といったものが多いですよね？
もちろんそれらは大事な課題ですが、心の問題は医療機関、あるいは当事者の問題だという風潮があり、経営面ではせいぜい｢モラール改善｣｢士気の向上｣程度の扱いで、他の課題に劣後すると考えられている気がします。

質問の意図は２つあって、ひとつは今後経営者となるにあたって自身が相談したいということ、もうひとつは経営コンサルタントとして独立した場合、このような領域の競合があるかということです。

私は今春中小企業診断士登録する者ですが、長年従事してきたＩＴ業界など、目に見えるソリューションでは大企業(&出身者)にはなかなか太刀打ちできないことがわかってきました(想定内でしたが)。ですが、メンタルに特化すれば生き残れる可能性があるように思った次第です。そちらの知識は現時点では体系だったものはありませんが学習意欲はあります。自己分析でもカウンセリングは向いていると感じており、自身も個人として受診経験があります。

だらだら書いてるうちに、そもそも経営者を心理面からサポートする人になりたくて診断士を目指したことを思い出しました(読み手無視ですみません)。

質問をまとめさせていただきます。
①相談機関はあるか。
②特化して診断士としてやっていけるか。
以上二点、いずれか一方でもご回答頂けると助かります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ご回答、よろしくお願いいたします。

Answer 1

中小企業診断士です。
中小企業診断士には少ないですがメンタルヘルスのコンサルやセミナーをやっている人はたまにいます。とくにメンタルヘルスに特化した相談機関はないとは思いますが。

診断士は独占業務がないからということで民間コンサルと同列に語られてしまうのですが、実際には国や自治体、商工会議所などの「中小企業に対する」仕事を受注するための資格であったり、金融機関からも仕事を受注している方もいます。
メンタルヘルスというのが中小企業向けではないので診断士を生かした形で仕事が取りにくいような気がします。一方で、診断士界隈の仕事としてはＩＴのほうが多いとは思います。ＩＴといいながらウェブまでやっているＩＴ業界出身の診断士もいますし。果たして、中小企業診断士界隈の仕事が大企業出身の方にしかできないほどの仕事でしょうか？
ＩＴが専門だけれども、経営全般のアドバイスもできるという人材のほうが診断士業界では重宝されますし。

あと、アンテナを広げればいろいろな分野の仕事がありますよ。なんとなくメンタルヘルスを専門に選んだのがニッチを探したように思うのですが、それなら他にもありそうな気はします。メンタルヘルスがダメとは言わないですし、勉強を続けることは推奨します。ちなみに私はＢＣＰと民事信託を活用した事業承継などを専門としています。かなりニッチです。増えていきそうな仕事は事業承継関係、外国人労働者が増えるのと今年から外国人技能実習生を受け入れる企業で債務超過の場合は診断士の企業評価書も必要になりましたし、外国人労働者活用コンサルなんかもあるかもしれません。

あくまでも一例です。

Answer 2

臨床心理士有資格者を始めとした心理臨床の専門家の職域のひとつである産業（カウンセリング）領域においては、EAP（Employee Assistance Program：従業員支援プログラム）があります。
臨床心理士や産業カウンセラーの有資格者といった専門家を抱えて、カウンセラーを派遣したり、相談を請け負う企業がそこそこあります。
EAPで検索すればいくつか出てきますし、EAPメンタルヘルスカウンセリング協会というのもあります。

メンタルヘルス領域は専門性が高く、臨床心理士や産業カウンセラーだけでなく、心理の専門職に関する公認心理師という国家資格も稼働し始めて、大学＋大学院で心理学を専攻し、要件を満たしたカリキュラムを終えることが基本ラインになりますので、最低限そのぐらいを修めていないと…。
経営コンサルとは畑が違ってくると思いますし、メンタルヘルスに関しては、通常、臨床心理の専門家の方にオファーが行くと思います。

Answer 3

大企業ではうつ病相談窓口を置く所が出てきています。
訴訟対策なのかもしれません。
電通のような不祥事はどこも怖いはずなので需要はあると思います。