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簿記2級の連結会計についてです。

簿記2級の連結会計についてです。連結修正仕訳の子会社の配当金の修正なのてすが、 子会社が当期に配った繰越利益剰余金と、非支配株主が受け取った分を相殺する理由がわかりません。 わからない修正は↓です。 (非支配株主持分当期変動額) 100 (剰余金の配当) 100 非支配株主は連結対象でもないのに、なぜ相殺するんでしょうか よろしくお願いします。

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回答(2件)

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    たとえば子会社の90%の支配権を獲得した親会社が、その後、子会社が1,000の利益を獲得した場合、子会社財務諸表との単純合算と連結修正仕訳で、次のような処理をするとともいます。 <単純合算> *****/利益剰余金1,000 + <連結修正仕訳> 非支配株主損益100/非支配株主持分100 ↓ *****/利益剰余金900 *****/非支配株主持分100 つまり、子会社が獲得した利益のうち、非支配株主の持分比率については利益剰余金を取り崩して非支配株主持分を計上するという処理を行います。 剰余金の配当は、その反対だと思ってください。 たとえば子会社が100を剰余金の配当を行ったとすると <親会社> *****/受取配当金90 <子会社> 繰越利益剰余金100/****** ↓ <連結修正仕訳> 受取配当金90/剰余金の配当100 非支配株主持分10/ 今、あなたのお示しの仕訳は、非支配株主持分(借方)とその相手勘定科目だけの部分を抽出しているのだと思います。 非支配株主持分10/剰余金の配当10 子会社は個別単体上、繰越利益剰余金を取り崩して剰余金の配当を行いますが、これを株主資本等変動計算書上の項目である「剰余金の配当」項目でもって一旦全額を戻して。あらためて、剰余金の配当の非支配株主持分比率については、利益の獲得と同じように、非支配株主持分を減少させることで処理します。 したがって、剰余金の配当に非支配株主持分比率については 非支配株主持分10/剰余金の配当10 という仕訳となります。 なお、親会社の子会社株式保有割合(90%)は、連結会社グループ内での内部取引が発生してますので、親会社で計上した受取配当金90と株主資本等変動計算書上の項目「剰余金の配当」を相殺処理してやります。 連結会計の考え方には親会社説と経済的単一体説とがあって、純資産の部については後者の経済的単一体説(親会社も子会社も経済的に単一体であると考え、連結財務諸表 は親会社株主のみならず企業集団を構成する親会社および子会社のすべての株主の ために作成されるべきであるという考え方)を採用していたと思います。 この国の連結基礎概念は、親会社説と経済的単一体説が入り混じっており、論理的に一貫性のないものとなっていますので、詳しくは専門書をお読みください。

  • 相殺した訳ではありません 子会社が配当した時点で純資産が減少したため子会社の価値は下がります 子会社の価値が下がると非支配株主の持ち分も下がります 個別上は純資産(剰余金)の減額 連結上は非支配株主持分の減額 というように扱いが違うため 個別の扱いを連結の扱いにするように修正しています

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