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看護婦を看護師というこのご時世、なんで助産師は男はなれないんですか? Wikipediaでも今でも女性にしかなれないみ…

看護婦を看護師というこのご時世、なんで助産師は男はなれないんですか? Wikipediaでも今でも女性にしかなれないみたいなことがかいてあります。しかし、男性の産婦人科医はいらっしゃいますよね?

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回答(2件)

  • ベストアンサー

    看護大学4回の者です。 卒業研究などの関係で少し勉強していましたので、私の知る限りの知識をお話しいたします。 現在日本には看護関連の国家資格として看護師・保健師・助産師の3つがあります。かつての日本においては看護に関する全国レベルの法律・規則がなく、1915年に初めて看護婦規則というものが制定されました。この規則の中で看護師は「看護婦ト称スルハ公衆ノ需二応ジ、傷病者又は褥婦看護ノ業務ヲ為ス女子ヲ謂フ」」と定義されていて、男性については「男子タル看護人二対シテハ本令ノ規定ヲ準用ス」とされました。「準用」という単語については2002年の保健師助産師看護師法の改正でようやく削除されます。 また第二次世界大戦後長らく男子看護学生の母性看護実習(産婦人科実習)は精神科実習に読みかえられ、国家試験の問題も男子は産婦人科疾患と看護法の実習に関する内容が削除されていました。 このような時代背景の中で、1979年に千葉大学看護学部長が日本看護協会に対して男性に対しても保健師資格を与えるよう要望したのが男性助産師議論の始まりだと言われています。そして様々な議論を経て1984年に日本看護協会は総会決議に基づき「男子にも保健師助産師免許の取得が可能となるよう、保助看法を改正されたい」との要望書を厚生省に提出し、保助看法改正を議員提案として国会に提出する準備をしましたが、この時は日本助産師会の反対により提出できませんでした。その後日本助産師会との話合いで合意には至らず、1993年の保助看法の一部改正により保健師資格のみ男性も取得できるようになりました。後の2002年の保助看法改正によって、保健婦・助産婦・看護婦という名称から「保健師」「助産師」「看護師」へ変更されましたが,助産師の性別条項撤廃には至りませんでした。 私が調べた限りでは「助産婦(助産師)の反対」「議論がなされた当時(1980年~2000年頃)は、まだ看護師は女性の仕事というイメージや、子育てなども女性がするものという社会的風潮があったこと」という要因によって男性助産師が認められなかったという風に考えています。 また男性助産師に関しての調査が学会提出レベルのものでは2004年が最後となっているため現在世論が実際問題どうなのかということもわかっていません。議論が盛んだった当時は男性助産師を認めるためにご尽力された先生もおられましたが、最近はあまりそういった研究はされていないようです。 以上長文になりますが、私が知る範囲のことを書かせていただきました。少しでもご参考になれば幸いです。

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