辞書関係の仕事ではありませんが、元雑誌編集者なので出版社の事情についてはそれなりに知っているつもりです。 ①残念ながら難しいです。 そもそも辞書編集者だけのための人材を採用するわけではありません。辞書を発行する出版社には小学館のようなあらゆる出版物を発行するところもあれば、小規模ながら学術書や参考書などを多数扱うところもあります。 ただ、確率的に言えば、大手よりも辞書の発行元としては有名な中小の出版社のほうが辞書編集に携われる可能性は高いでしょう。しかし、会社の規模が大きくないため、新卒での募集は若干名であったり、年によっては募集なしなんてケースもありますけどね。 ②辞書の編集に特化していえば、日本語もそうですが国語の教員免許を持っている方が多いですね。ただし、これとは別に「どの出版物にも対応できる編集者」というのも意識しておくべきです。なぜなら出版社が求めている人材だからです。 辞書でもコミックでもファッション誌でも何でもいいのですが、出版社を志望する方の中には「○○の編集者がしたい!」と希望する方が少なからずいます。そういう気持ちを抱くのはいいことだと思いますが、その前提として「希望と違う部署でも編集者の仕事をしてみたい」という気持ちがないと厳しいですね。 相談者さんの場合で言うなら「編集者の仕事がしたいのか」「辞書に携わる仕事がしたいのか」のうち、どちらに重きを置いているのか。前者であれば問題ありませんが、後者の場合だと希望の部署(この場合は辞書編集部)に配属されないと意欲をもって仕事に取り組めないのではないでしょうか? 先程、出版社側が「どの出版物にも対応できる編集者」を求めていると言ったのはこういった事情があります。いくら優秀でも希望外の部署はやりたくない、だと困ってしまいますからね。 そのため、希望外であろうと与えられた部署で結果を出し、何年かかろうとも配属されるチャンスを待つことに耐えられないと難しいです。とはいえ、ずっと希望部署に配属されないケースも珍しくないため、一概に待てばいいというものでもないですが……。 以上、参考にしていただければ幸いです。
辞書関係の仕事に就いている人ではありませんが、お答えします。 ①出版社に就職し、希望すれば辞書に関わる仕事を出来るのか →希望することはできるでしょうが、 希望が叶う可能性は低いと思います。 会社員の配属希望なんてほとんど叶いません。 ②辞書関係の仕事に就くために必要な知識は日本語学以外に何かあるか →辞書関係の仕事=日本語学。 という発想が安直です。 まあ、高校生ですから仕方ないですね(微笑)。 出版社をはじめ、どこの会社でも同じですが、 欲しいのは総合力の高い人材です。 「辞書編集の業務をさせるため、辞書編集向きの人材を採用する」 なんてことはありません。 どんな仕事をやらせてもこなせそうな人材を欲しがるんです。 あなたがもし、出版社の採用試験の面接で、 「辞書編集の仕事をどうしてもやりたくて、 大学で日本語学を専攻しました」 なんて言ったら、落とされる可能性だってあります。 視野が狭いと見なされるからです。 むしろ、どんなことにも好奇心を持ち、 貪欲に知識を吸収していけるような人が歓迎されます。 そういう人なら、辞書編集の仕事だって喜んでやるでしょうし、 他の仕事だって喜んでやるだろうからです。 出版社に就職したいなら、 視野の広さ、好奇心の幅広さは絶対条件です。 もう一つ言うと、 出版社の採用試験は希望者が殺到する難関です。 難関大学に入れるくらいの頭の良さがないと入社できません。 難関大学に入れるくらい頭が良くて、 視野が広く、好奇心旺盛な人なら、 大学で日本語学なんて学んでなくても、 辞書編集の仕事をいきなり任されても、 立派にやれるのです。
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