大臣の民間人登用は、アメリカのようなスポイルズシステムではないのですか？

Question

大臣の民間人登用は、アメリカのようなスポイルズシステムではないのですか？各省庁の大臣は、内閣総理大臣が過半数は国会議員の中から選ばなければなりませんが、民間人の登用が可能です。

これは、政治任用制であり、政治家である任命権者の裁量により専門的な政策能力や政治的忠誠心などに基づき職員を任免するというスポイルズシステムではないのですか？

日本における大臣の民間人登用、これはスポイルズシステムですよね？！

Answer 1

スポイルズシステムとかメリットシステムというのは、主に一般職公務員に焦点を当てたものでしょう。

大臣、副大臣及び政務官は特別職国家公務員ですから、国務大臣の過半数が国会議員である制約を除けば、任命権者である内閣総理大臣の自由裁量で任用できるわけです。

ただし、非国会議員の場合は、大臣の兼務を除いて、国籍条項や他の特別職及び一般職公務員との兼職不可という制約があります。