出版社の編集職について質問です。

Question

出版社の編集職について質問です。私は未だ学生でありますが、幼少期から大変書を好み、年間百冊以上の小説・哲学書を読み耽ってきました。一時は両親に本を購入することを禁止されてしまった程です。

現在は第一志望に敗れ、某二流（または三流）大学に通っております故、有名出版社に就職することの出来る確率は如何なる程かと、悩ましく思っています。

無論、SPIや時事問題などの基礎を認識しておくことは前提だと考えていますが、二流三流大学から出版社の編集色へと就職することは可能なのでしょうか。

現実を教えて頂ければ幸いです。

追記:現文のみの偏差値は76です。

補足

編集色→編集職
誤字・雑字、申し訳ありません。

Answer 1

相談者さんの言うところの二流大、三流大がどのレベルの大学なのか分かりませんが、準大手・大手だと新卒採用は苦戦必至でしょう。相談者さん自身が難関大の学生を凌駕するレベルで優秀な人材であれば話は別ですが。

あと中堅以下でも学術書などカタい本を主に作っている出版社は、やはり高学歴重視です。ただ、同じ中堅でも雑誌やムック本などが主体の出版社なら可能性はあります。それでも18禁のアダルト雑誌の編集者が早大卒なんてことはザラにある話ですけどね。

そうした状況を踏まえてあえて言うなら、編集プロダクション（以下、編プロ）経由で数年後に出版社に転職を目指したほうが可能性はよっぽどあります。

私は地方の無名私大の出身で、出版社に新卒で入社できるなんてハナから思っていませんでした。それで選んだのが編プロです。

編集者ではなくフリーライターとしての独立を考えていたので、別に出版社でなくともよかったんです。ただ、編プロは業務的には出版社の編集者と大差ないので、キャリアアップを目指すには最適ですし、なにより採用基準のハードルが低いのがいいです。

ちなみに私は編プロに2年半勤めて独立。フリーライターとして数年活動した後、仕事で付き合いのあった編集長に誘われる形で、某有名誌の編集者として20代後半からの数年間働いていました。他の出版社から誘われたことも何度かありましたが、やりたいことが多すぎて結局フリーに戻っちゃいましたけど（笑）。

話は戻りますが編集者の場合、一定以上の知識教養を持っていることが条件になりますが、これは学校で学ぶことはもちろんですが、それと同じくらい雑学に詳しく、トレンドなどにも精通している必要があります。

あとは個性的な人材であること、人とは違った切り口で物事を考えたりできる人材は学歴関係なしに重宝できます。逆にここの部分がダメだとちょっと厳しいかもしれません。

私は大学時代、バックパッカーとして夏春の休みのたび、バイトで貯めた金で海外を放浪しており、結果としてその経験が身を助けた形です。編プロの面接ではこの話を面白がってくれ、編集者になったときも引っ張ってくれた編集長が興味を持ってくれ、編集者になる前からいろいろとライターの仕事を振ってくれたので。

業界内にはいわゆる高学歴の編集者の友人、仕事仲間が大勢いますが、彼らの多くは良くも悪くも個性的です。仕事には真摯に取り組んでいますが、いわゆる真面目タイプではありません。聞いたら私みたいな旅人だった奴、ボランティアやスポーツで頑張っていた奴、プロのライターとして活動していた奴、大学時代も結構いろんなことをやってる人が多かったですね。

採用担当に異動した元編集の友人に聞くと、「学業以外でどんなことをやってきたか」というのを結構重視しすると言ってました。

ペーパーテストをクリアすることも大事なんですが、そこばかりに意識に向けるのも注意が必要かと。

いぜれにせよ新卒採用だけが編集者になる方法ではないので。

長文になりましたが、参考にしていただければ幸いです。

Answer 2

出版社は正直一流と言われるところでないと厳しいですよ。