日給の仕事について 世の中には月給制や日給制の企業がありますが、 日給制の企業にて就業する場合について質問があり…

Question

日給の仕事について

世の中には月給制や日給制の企業がありますが、
日給制の企業にて就業する場合について質問があります。日給制の企業において勤務する場合であって雨天等で屋外での業務が休止となってしまう場合、
仕事が休みになるとその日の賃金が発生しなくなることは避けたいため、他企業でのアルバイトや自身の副業等で労働に従事することは可能でしょうか？

また、上記の場合において、雇用先の企業（本業）が副業を禁ずることはあり得るのでしょうか？その場合、雇用先の企業が副業を禁ずる措置を執ることは有効なのでしょうか？

Answer 1

問題なく副業に従事できます。

法律で兼業や副業を禁止または制限する規定はありません。

就業時間外の私生活の時間は本来自由でなければならないという考え方が尊重されているからです。

本件の場合は、雨天の場合は仕事を確保できないわけですから会社の都合ということになります。

よって、私的な時間に他で仕事をする自由は奪われるべきでないと考えてよいでしょう。

但し、同業他社の場合は会社の秘密の流出が疑われる場合がありますので注意が必要です。

多くの会社では兼業禁止または許可制と定め、就業規則に規定を置いていますが実は、ただちに有効とは認められません。

仕事に悪影響を及ぼす（過重労働など）ということでもない限り合理的な根拠がない、というのが学説の多数派意見です。

「雇用先が副業を禁ずること」はあります。しかしその効力は限定的です。

これからの時代は、働き方の多様化が進んでいきますから、単純な兼業禁止の規定はなくなっていくと考えられています。

Answer 2

企業のやり方なので、副業を禁止することは法律では縛られないので禁止されていてもやることは可能です。
法的なペナルティーはありません。ただし、会社の方針に従わなかったのですから、会社からのペナルティーはあったりします。

労働組合などで交渉してみてはいかがでしょうか？
仕事が休みになって賃金がもらえないのなら、副業を容認してもらうか、会社の都合で休みになったのだから、最低賃金を保証してもらうかですね。