日本のSIer(SEが働く企業)では上流の工程を担う企業ほど文系比率が上がります。比率で言えばユーザー系(親会社からシステム部門が独立した会社)で文理比1:1。メーカー系の富士通・日立・IBMなどでは理系比率が増し、それらの子会社も同様です。独立系の会社は基本的にバリバリ開発させられるので理系が多いです。中小企業になると待遇が悪くなるため専門卒が増えます。 大手のSIerは入社時にキャリアパスが固定される制度よりも、柔軟にキャリア設計できる制度が採用されているので、文理を問わないという体で求人を掛けていることが多いです。スキルが低いとマネジメントやバックオフィスに回されるという感じで、能力があればプロフェッショナル扱いでの昇給が行われたりします。
メーカー系SIerに勤続10年以上の者です。 >経営学部・経営情報学科のような所で情報(情報処理やプログラミングなど)を専攻して、 >IT企業に就職してSEになる場合、理系の情報系学部卒と同じような扱いで採用されることはありますか? >それとも関係なしにその他の文系学部卒と同じでしょうか。 ある企業のR&D部門が、ある大学のある研究室の教授と懇意でそこから優先して人を採用することは有ります。 しかし一方で、○○学部からの採用枠というものを持っている会社はほぼ皆無であると考えてください。 専門的なことを大学で学んだ人というのは、専門的な研究成果を手土産に携えて企業の採用面接に臨めることがアドバンテージなのです。 そういう意味では経営学部でマーケティングに関する論文を書くにあたって膨大な統計データを有効に集計するプログラムを書いたことを手土産にできれば、アドバンテージが高いと言えるのではないでしょうか。 IT業界にエンジニアとして就職する人の比率は、情報系理系:非情報系理系:文系で3:4:3です。 均等に門戸が開かれていることがわかると思います。その一方で私の経験ですが以下のようなデータもあります。 私の入社同期の人数内訳は、以下の通りなのですが。。。。 ・文系:8 (←私を含む) ・非情報系理系:12 ・情報系:10 10年経って12人離職してからの状態が以下の通りとなってしまったように、他学部が淘汰されやすいのです。 ・文系:2 (←私を含む) ・非情報系理系:7 ・情報系:9 また、ソフト開発会社のSEの募集が全学部に対して開かれている理由が、「大学で専攻した内容と同じかそれ以上に地頭が良い人材が欲しい」であるため、 ・情報系:MARCHクラス卒 ・非情報系理系:有名国公立卒 ・文系:旧帝大卒 というように、明らかに出身大学の偏差値に差が出てしまうのです。 上記のような情報を参考に良い就職活動をしてください。
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