会社で事務をやっています。 先日労働基準監督署が調査に入りました。 はじめ来た日は、仕事が混んでいて対応ができなかっ…

Question

会社で事務をやっています。
先日労働基準監督署が調査に入りました。
はじめ来た日は、仕事が混んでいて対応ができなかったために
後日ということで日にちと時間を約束しました。その際、約束した日にこれこれを確認させてくださいと
いうことでＡ4の紙と名刺をおいていかれました。
その旨を会社の上の者に話をしたところ、
「やましいことがあるわけじゃないし、別に（見せても）いいんじゃない。」
「はい。わかりました。」といことで、当日調査を受けました。
その確認書類の中には賃金台帳等がありました。

その後、是正勧告書が出され、監督署に行き指導をうけ
会社に戻り内容をまとめ、上の者に提出をしました。

後日役員と社員１名、パート１名で打ち合わせが行われ
（私は同席していません。）
その席上、報告をしていた上の者の
第一声が「監督署が来たことも言わず、
誰に断わりもなく無断で賃金台帳を
監督署に見せた。」だったそうです。

たまたま耳に入り、同席した方に確認したところ
そう言っていたのは間違いがなく、
私も大人げなくどうしても聞き流すことはできず、
上の者に確認したところ
「報告しましたよね？やましいことがあるわけじゃないし、
別に（見せても）いいんじゃない。と
おっしゃいましたよね。」
「あー言った言った。」

悪かった、おれの勘違いだね・・・なり、
一言あれば気持ちのもっていきようが
あったのですが・・・

この会社にお世話になって長くなります。
なかなか休みにくい会社で、子供が小さいころより、
自分の生活は犠牲にして
頑張ってきました。
もちろん会社が犠牲にしろと言った訳でもなく、
それは自分で決めたことです。
行事等も多く、いろいろ企画したり、
準備をしたり・・・
仕事が混んでいれば、準備をした後に
仕事で帰りが遅くなります。
（行事がなくても９時前後ですが）

でも、ありがとうと言われたり、行事がうまくいけばそれでうれしかったです。

パートの方は給与計算等をしています。
その打ち合わせの席で
彼女（パートの方）は信頼できるけど
私は信頼できないというニュアンスのことも
言っていたそうです。
（彼女も報告したことは知っていたはずなんですが・・・）

ほんと惨めだなって思います。
なんでじゃあ私を課長にしたんだろうって思います。

この件以降私への態度は最悪で
パートの彼女には猫なで声で話しています。

辞めさせたいのかな・・・とも
思います。

長くなってしまいました。
自分自身このもやもやした気持ちをどうして
いいのかわかりません。
何か良いアドバイスありますでしょうか。

Answer 1

ひとことで言えば、古い体質の会社にお勤めなのかも知れませんね。企業には労働者を管理監督する責任があるわけですが、その中には、企業は一定の労働環境を保証すると云った意味合いもあります。労働時間が超過し気味の人がいれば体調を気遣い、休むように促すのも企業の責任ですし、有給を取っていない人がいれば、都合をつけて取るように促すのもまた企業の責任です。あなたは課長職だそうですが、部下のパートさんが給与計算をしているとのことですね。課長職として、先のような意識はありましたか？ そのような意識があれば、労基署の調査で引っ掛かることもある程度分かったはずです。おそらくは、あなたも、お勤めの企業の体質に染まっていたのだと思います。

あなたが悪いと言いたいのではありませんよ。あなたは上司と相談して、書類を見せても問題ないと言う了解をもらっているのです。つまりはあなたの上司も企業の体質に染まっていたと言うことなのでしょう。そういう意味ではあなたとセンスを同じくしていたはずですが、役員の会議であなたを擁護できなかったということは、それこそがあなたのいる企業で生き延びるために必要なセンスだったのでしょう。信頼よりも保身。そこからあなたがお勤めの企業の体質を推して図るべきではないでしょうか。

「労基署が来たことも言わず、書類を無断で見せた」ことを役員は問題にしているようですが、それこそ問題がなければ見せてもかまわないはずで、問題があるからこそ役員は問題にしているわけです。書類を労基署に見せることを拒んだとしましょう。どうなるでしょうか。疑念を深めた労基署は職権で見せろと迫るでしょうし、それでも拒否すれば裁判所の令状を持ってきて書類を押収していくことでしょう。あなたがお勤めの企業の役員さんは大きな勘違いをされているように思いますが、労基署は単なるお役所ではありません。労働基準監督官は労働基準法に基づく司法警察官の身分を持っていますので、例えば書類を隠すようなことをすれば、裁判所で令状を取ってきて家宅捜索をしたり、証拠隠匿の罪で逮捕する権限さえ持っているのです。

日本の労働者には古来よりの美徳があります。それはそれでよいことだと私も思います。しかし、それは雇用者との信頼関係があってこその話です。あなたは誰に言われるでもなく、自らが信じる美徳に基づいて自らを犠牲にして働いてきたのかも知れません。それは日本人の美徳として私は大いに称賛したいと思います。一方で、あなたがお勤めの企業は日本の企業としての美徳があるでしょうか。信頼よりも保身で動く上司。労基署による指導を察知できないセンス。人あっての企業と言う考え方に反してはいませんか？

あなたは自分の持って行きどころのない気持ちを解消する方法は、２つあると思います。ひとつは転職です。もうひとつは報復です。あえて言えばもうひとつありますが、それは我慢しかありません。私は報復をお勧めしたいと思います。あなたはお勤めの企業がどのようなセンスを持っているかを知ったわけですから、それを矯正できれば、気持ちも収まるような気がするのです。

今後、あなたが不利益な待遇を受けるようなことがあれば、ICレコーダーを忍ばせて「云いましたよね」の相手の上司ともう一度話し合ってください。役員の前で嘘をついたこと、役員が「何で見せたんだ」と叱責したことを含めて、上司の言葉に自白させ、その録音を持って労働基準監督署へ行ってください。そして、現にあなたが受けている不遇を証明する書類を提出してください。

どのみち、このままではあなたはいずらいでしょうから、証拠の収集をして、タイミングを見計らって労働基準監督署へ行くことです。

日本人たるもの、盗んで録音したりなどもってのほかと言うセンスがまだまだ根強いですが、それをしないのであれば、泣き寝入りしか道は残っていません。企業側の犯罪行為を立証するか、ひたすら我慢をしてカラオケなどでうっぷんを晴らすかの二者選択になると思います。今後、長く一緒に働く人のためを考えれば、何をすべきかは明らかのように思いますが、その判断はあなた次第だと思います。

Answer 2

賃金台帳を見せるのに上司の許可など、普通要りません。

どのような対処をされたかは分かりませんが、最初に来られた日に次の来訪日時と調査する対象物を書かれた紙を頂いたのなら、受付印など受領日が分かる印鑑など押してコピーを取り、役職全員にコピーが行きわたるようにして原本はお手元で保管されたら良かったのでは。もし間違って破棄されても「こんな文書を○月○日付でお渡ししましたが」と言えますね。

是正勧告を受けているのですから、改善しなければならない所があった訳ですよね。まさに「やましい部分」が発覚してしまった…痛い部分を突かれて、自分の責任を問われるのが嫌だから八つ当たりしているだけとしか思えません。上司の失敗は部下の責任なんて、その役職の方が平社員だった頃は普通だったのかもしれませんが。

男性はプライドがあってなかなか謝れない所があります。特に役職などが上になればなるほど、自分の地位を守るために必死でしょう。私はあまりそういった事は期待しない事にしています。期待して裏切られると腹が立ちますが、最初から期待していなければ「こんなものだろう」で済みます。