舞妓や芸妓は女性の仕事ですから、花街では男性を採用することはありません。 そのような装いで接客業をしたいのであれば、ニューハーフのお店で働く事しかないと思います。
幇間(ほうかん)とか太鼓持ちと呼ばれる職業がありました。俗に『男芸者』とも言ったとか。 かつては上方や江戸に大勢おられたようですが、今はもう東京に何人かと、岐阜県にお一人おられるそうで。 これは、男の身でさまざまなお座敷芸を披露し、芸妓たちを助け、盛り上げて、座を取り持って客の機嫌を取るお仕事です。 これが難しい商売だそうで、ともかくもその座の空気を読まないといけない。 自分が道化役も務めるが、自分の芸ばかり押し売りするわけにはいかない。 退屈そうな客がいたら機嫌のひとつも伺う。 サボっている芸妓を見つけたら、それとなく客の相手を促す。 役者のように見栄えが良すぎても男の客にウケは悪いが、ゾーッとするような顔でもいけない。 それでも、上手な幇間ひとりいれば、芸妓舞妓の二~三人は相手にならなかったほどと言います。 落語には『鰻の幇間(うなぎのほうかん)』『太鼓腹(たいこばら)』『愛宕山(あたごやま)』『雪の瀬川(ゆきのせがわ)』『つるつる』『富久(とみきゅう)』などなど、たくさんの噺で活躍します。 聴いてみれば、どんな雰囲気のお商売であったか、雰囲気がうかがい知れようかと思います。 絶滅寸前のお商売ですが、今でいえば、営業部あたりの『宴会部長』の異名をとる方なんかがそれにあたりますかね。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
芸妓(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る