スーパーのCGCのことですか? 元々は、スーパー三徳という結構な高級スーパーなんですよ。そこがCGCの元締め。スーパーを集めて協同組合を作ったようなものです。 わたしが40年前の学生のころにもすでに地下鉄早稲田駅の近くに店舗がありまして、当時からウサギの肉なども取りそろえ、輸入お菓子、酒も多いまあまあの高級店です。学生ながら、ここは輸入モノに相当強いなと思っていました。後で知ったことですが、当時、いまはなき日商岩井を介してかなりの取引があったようです。こういうことを、いわば地場スーパーがやっていた。 当時も高級店は紀伊国屋でした。 CGCは、三徳が元締めとは言え、(三徳との資本関係が分らないのですが)社風はかなり違うと思いますが、もともと三徳は、御殿場の出の堀内家が創業で、御殿場にある仏舎利塔建立に動いたお家です。異色といえば異色ですが、オーナー企業にはたまに見られますね。 つまりは日本山妙法寺信仰に厚いわけで、三徳の社員は冬になると御殿場へ修行に出て法着でウチワ太鼓を打ち鳴らし、題目を唱えながら家々を回ります。家の前で彼らがデンデンやっている間に、500円とか1000円とか包むわけです。仏舎利塔のある広大な平和公園維持の一助となりましょう。 これが御殿場においては一つの冬の風物詩でもあります。「ああ、もう仏舎利塔が来る時期だね」仏舎利塔が歩いてくるわけではありませんが、なにもかもひっくるめて「仏舎利塔」と謂う。 なんせ、社名が「三徳」ですからね。こういう宗教色がどこまでCGCに及んでいるかいないのか、それは分りませんが、企業としては大手に対抗する仕入れと卸ルートを切り開いてきたのですから、力があると言えましょう。 「詳しく」知るには、社員さんにでも聞くしかありませんね。CGCの現社長も「堀内氏」で、御殿場堀内家の直系、一族でありましょうし、CGCの社風も三徳の流れのなかにあるとも推定されます。あくまでも「推定」ですよ。ですから、仏陀信仰からかなりかけ離れてしまった宗教を熱烈に信仰しているヒトには肌が合わないのではないか、と思います。 一部でCGCは不思議な企業だ、とも言われているようですが、とにかく創業家がそういう仏舎利塔を建立して維持しているぐらい宗教界においては力があるので、どうもこうもありません。いろんな意味で自尊の気概が高いということです。
なるほど:6
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