解決済み
消防で使われているハシゴについて。 先日、家の近くで防災訓練があり見学しに行ったのですが消防隊の使っているハシゴがひどく使いにくそうな印象を受けました。私は仕事柄ハシゴをよく使うので、長時間乗っていても疲れないように段の幅が広いものを選んで買っているのですが消防隊のハシゴは段が只の棒で、おまけにツルツルに見えます。 消火作業中に使うんでしょうから当然水は多少なりとも掛かるでしょう。それに消防の方って長靴みたいな靴で消火作業してますよね? あんなにツルツルで棒っきれみたいなハシゴで危なくないのでしょうか? ぶっちゃけあのハシゴを使うメリットが「軽い」以外に無いように思います。 それとも現場からは文句が出ているのに是正されていないのでしょうか?
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現役の消防官です。 まず、はしごの横桟(ステップになる部分)には、滑り止め加工が施されています。分かりやすく言うと、紙ヤスリを貼り付けたような感じです。 はしごの幅は、広い方が使い勝手が良いと思われますが、建物の階段を使って、傷病者を2階や3階から下ろせない時は、傷病者を担架(バスケットストレッチャー)にのせ、ロープなどで確保をしながら、はしごの上を滑らすように下ろしたりします。その際に、使いやすい幅なんです。 その他にも、はしごをかけるベランダや窓の大きさなども「使用を制限する要因」にもなります。 私の勤める消防本部では、警防隊が現場に到着すれば、基本的に隊長ははしごを持って現場の建物前まで行きます。 というのは、燃えてる火災なら、路上から放水でも何でもできますが、燃えているかどうか分からない状況(火災警報器が鳴っているが、煙などが確認できないなど)なら、はしごを架けて、2階のベランダなどから内部を覗きこんで確認することもあります。 私も警防隊の隊長をしていたことがありますが、はしごは必ず持って行くものです。 昔は鉄製のはしごで、担ぐと肩に食い込んで来るため、消防車の停車位置(消火栓など)から遠ければ、現場まで走っている間は辛かったものです。 最近のものはチタン製なので、軽くて使いやすいですね。そのかわり、損傷させると修理代が高くつきますが。 人によって、仕事によって「あんな道具は使いにくかろう」と思われることもあるでしょうが、それを使い続けるのは、それなりの理由があります。 また、使いなれれば、少々の不便なら、なにがしかの道具を使ってカバーしますよ。
棒っきれみたいなハシゴって、あなたが見た梯子というのは、三連梯子?二連梯子?単梯子?・・・どれざんしょ?まぁいいんだが、梯子の途中で放水や作業をすることはあるが、基本的に梯子は「長時間乗っている」ものではなく「登るもの」「救出するもの(梯子救出)」と考えております。架梯場所に強度がなければ架梯場所を変えるか、架梯はしないんだが、ただ登る場合でも「滑る」ってことはないです。消防士が履いている長靴や編み上げ靴。そんな簡単には滑りません。そこら辺のホームセンターで売ってる靴とは違います。梯子も消防車両に乗せるものだし、取り扱いが容易で、強度があり、できるだけ軽量にしなければなりません。使いやすいか、使いにくいかではなく、配置された梯子は何回も訓練をするなりして慣れるしかありません。ご心配には及びません。
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