解決済み
教員免許について質問です。小学校、中学校の免許を持っていて 現場に出て教師あるいは講師になるとします。 数年たち、中学校に勤務し 高校の免許を取りたいとなったら、 どういう流れになるのでしょうか? 大学に入り直す必要があるのでしょうか? また、私立中学に行く場合、 中高一貫教育の学校であれば 高校の免許がないと厳しいでしょうか?
中学教師免許に必要な単位数は高校にもまわすことができ、講義の単位なら大丈夫なのですが、実習単位のみ足りません。中学校の実習に行けないので、高校の実習単位が得られないのです。 私は小学校教員になりたいと考えているので、 高校の教員免許の優先度は低いのですが、 もし現場に出て、小学校から中学校へ移動したときに、 高校の教員免許があった方が良いのでは、と思い悩んでおります。 また、実習単位さえあればとれるので、このまま取らずに終わるのも勿体ないと考えてしまうのです。 実習単位のみなので、大学院も考えましたが、昔と比べ教員になりやすい今の時代を考慮すると、できれば早く現場に出たいと思っております。(教採に合格しても、大学院に行くことはできるのでしょうか。) 現役中学教師を続けたまま、教育委員会の開く講習や通信大学を通して追加単位を取ることができるという点について もう少し詳しく教えていただけると嬉しいです。
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>数年たち、中学校に勤務し >高校の免許を取りたいとなったら、 >どういう流れになるのでしょうか? ☆例えば、 高校の常勤英語教師として3年以上働いた経験がある人が、 中学英語2種免許の取得を希望する場合など、 同じ教科の中学2種免許を取得する場合に限り、 教育職員免許法第6条別表8「隣接学校種免許の追加取得」の規定が適用されますので、 高校教育実習が免除され、 通信制大学あるいは夜間大学などの科目等履修生として、 都道府県教育委員会から指定された ・英語科教育法:2単位以上 ・生徒指導、教育相談および進路指導等に関する科目(※1):2単位以上 ・教科または教職に関する科目:8単位以上 最低で、合計12単位以上を追加修得すれば、 最短半年~1年程度、8~18万円程度の学費で、 高校1種免許を追加取得することができます。 (※1)「生徒指導、教育相談および進路指導等に関する科目」については、 「3分野全ての内容を学習すること」となっています。 →そのため、 通信制大学のカリキュラムが、 (例) ・生徒指導論:2単位 ・教育相談:2単位 ・進路指導論:2単位 ・・・という風に、 科目が分割されている場合は、 3科目6単位全てを修得しなければなりませんので、 必要となる単位が、12単位を超えてしまう場合があります。 ※非常勤講師の場合、 都道府県教育委員会によっては、 A県「非常勤講師の場合は、5年以上の勤務経験が必要です」 B県「非常勤講師の場合は、10年以上の勤務経験が必要です」 ・・・などと、3年以上の経験を要求される場合があります。 →もっと詳しいことは、 県庁などに設置されている都道府県教育委員会の窓口に行って直接、尋ねる。 あるいは、電話してきく。 ・・・などして、 確認するのが、一番確実です。 ※教育職員免許法第6条別表8「隣接学校種免許の追加取得」の規定では、 「中学免許を取得したあと、 追加で、履修・修得した単位のみ、使用を許可する」 ・・・となっているので、 この方法で高校免許を取得する場合、 今の大学で修得した単位は、高校免許の取得には一切使えません。 →そのため、 通信制大学あるいは夜間大学などで、 都道府県教育委員会から指定された 合計12単位以上を、必ず全て追加修得する必要があります。 >中高一貫教育の学校であれば >高校の免許がないと厳しいでしょうか? ☆公立の中高一貫校・中等教育学校や、 私立の中高一貫校・中等教育学校では、 (例) 「中高両方持っている方しか採用いたしません」 「社会科教員の場合、 中学社会・高校地歴・高校公民の3つ全て持っている方、 あるいは、中学社会・高校地歴または高校公民の2つを持っている方、 しか採用いたしません」 「技術教員の場合、 中学技術と高校情報の2つを持っている方しか採用いたしません」 「情報教員の場合、 中高理科または中高数学と高校情報の3つを持っている方しか採用いたしません」 ・・・といった制限をしている場合も、 あります。 ※中等教育学校というのは、 13歳で入学し、6年間通って、18歳で卒業する、 6年制の学校のことです。 http://ss.sanonihon-u-h.ed.jp/ http://www.oshukanchuto-e.metro.tokyo.jp/site/zen/ ※中高一貫校というのは、 高校受験一切なしで、 提携している高校へエスカレーター進学できる中学や高校のことです。 ☆例えば、 東京都のように、 「中高両方の免許を持っている者のみ、教員採用試験の受験を許可します。 中学免許のみ、あるいは、高校免許のみしか持っていない者の受験は、 一切認めません」 ・・・といった、「受験制限」をしている都道府県も、 一部あります。 →例えば、 東京都の場合は、 ・公立中学:623校 ・公立高校:189校 ・公立中等教育学校:6校 ・公立中高一貫校:6校 ・・・と、なっています。 →中等教育学校や中高一貫校というのは、ほとんどが私立校で、 公立校は、ものすごく少ないのですが、 いちお、あります。 ☆そのため、 「小学校免許と中学免許だけしかとりません・持ってません」 ・・・といったことをしてしまうと、 中高教員採用試験を受験すること自体、できなくなってしまう場合もあります。 >実習単位さえあればとれるので、このまま取らずに終わるのも勿体ないと考えてしまうのです。 >大学院も考えましたが、 ☆教員免許の場合 ・4大で修得した単位は、1種免許の単位として使うことを許可する。 ・大学院で修得した単位は、専修免許の単位として使うことを許可するが、 1種免許の単位として使うことは認めない。 ・専修免許を取得するには、同系列の1種免許の単位を全て修得済みであること。 (例1)中学理科専修免許を取得するには、 中学理科1種免許の単位を全て修得している必要があります。 (例2)高校音楽専修免許を取得するには、 高校音楽1種免許の単位を全て修得している必要があります。 ・・・となっています。 →そのため、例えば、 大学院入学後に、履修・単位修得を開始して、 高校理科専修免許を取得する場合は、 ・大学院修了&理科専修免許取得に必要な32単位(修士論文を含む) ・大学院の付属大学など、4年制大学での履修・単位修得が必要な、 教育実習などの1種免許の単位 ・・・以上の単位を、 大学院での履修・単位修得と、4大での履修・単位修得により、 それぞれ別々に、単位をとって揃える必要があります。 →ただし、 例えば、 A大学院「大学院生の、大学の科目の履修登録は、 大学院での研究や修士論文作成に支障がでない範囲で、 何科目・何単位でも許可しています」 B大学院「大学院生の、大学の科目の履修登録は、 大学院での研究や修士論文作成に支障がでない範囲で、 教育実習・教職実践演習・介護等体験など、実習科目・実技科目・演習科目・実験科目を除き、 講義科目のみ、1年間につき、最大5科目10単位まで許可しています」 C大学院「大学院での研究や修士論文作成に、全力を注いでいただきたいと考えておりますので、 大学院生の、大学の科目の履修登録は、一切認めておりません」 ・・・といった感じで、 大学院ごとに、 対応が、てんでバラバラです。 ☆また、 大学院によっては、 (例)「本大学院で、高校国語専修免許を取得できるのは、 すでに大学の時に、高校国語1種免許を取得された方のみです。 高校国語1種免許をお持ちでない方が、 本大学院入学後に、履修・単位修得して、 高校国語専修免許や高校国語1種免許を取得することは、 一切認めておりません」 ・・・といった、 取得制限・履修制限をしている場合もあります。 →そのため、 大学院に進学し、がんばって、無事に大学院を修了(卒業)できたけど、 結局、高校免許は、とれませんでした。 ・・・という、 大変悲しい結末になってしまう場合もありえます。 →ですから、 必ず、あらかじめ、 進学希望の大学院の教務部に電話するなどして、 「高校1種免許は、持っていないのですが、 大学院入学後に履修して、取得できますか?」 ・・・と、 しっかり確認しておいたほうが無難です。 >実習単位さえあればとれるので、このまま取らずに終わるのも勿体ないと考えてしまうのです。 >大学院も考えましたが、 >通信大学を通して追加単位を取ることができるという点について ☆文部科学省は、 「教員免許の取得に必要な単位を、 2つ以上の大学・短大にまたがって、修得してもよい」 ・・・としているので、 理論上は、いちお可能。 →ただし、 2つ以上の大学・短大にまたがって、 単位を修得する場合は、 (例) 「本学から教育実習に行くには、 本学で、教職科目14単位以上+教科科目20単位以上=合計34単位以上を修得した者のみ許可しています。 他の大学・短大で修得した単位による履修免除は、 この34単位については、一切行いませんので、 本学から教育実習に行くためには、 本学入学後に、必ず、 34単位全てを履修・単位修得していただく必要がございます。 他の大学・短大で修得した単位による履修免除は、 この34単位を除いた残りの科目のみ、としています。」 ・・・といった制限をしていたため、 今の大学でとった教職関係の単位が、ほとんど認められず、 教育実習へ行くために、 教育実習を履修登録する大学で、 教職課程を、 ほぼ0からやり直し・単位取り直し、になる。 ・・・といった、 悲惨なことになる場合もありますので、 そういった点を、よく確認してから、 入学するかどうか判断しましょう。 →二度手間になってしまうと、 余分・無駄なお金がかかって、もったいないので・・・。 >現役中学教師を続けたまま、 >教育委員会の開く講習 >追加単位を取ることができる 教育職員免許法認定講習では、 特別支援学校教諭免許や小学校免許を取得するのに必要な科目のみ用意している場合が、ほとんどです。 →教育職員免許法認定講習で、 中学免許や高校免許を取得するのに必要な科目を用意しているケースは、 ものすごく少なく、 ほとんどありません。
大学に入りなおす必要があるか?って言う質問は、質問者様の言う"大学"とは何か? が、重要になって来ます。 通信制大学も大学です。 ただ人によっては平日の昼間に通学する事だけを大学と言う人も居ます。 夜間学部を大学と呼ぶ人も居れば、そうじゃない人も居ます。 人によって"大学"の意味が異なるので一概には言えません。 が、確実に言える事は、教員免許を取る場合にはどんな免許でも「単位」が必要になります。 単位が取れればどんな方法でも良いですが、単位を取る為にはかなりの高確率で大学への在籍は必要になりますよ。 ちなみにここで言う大学って言うのは通信制大学を含みます。 なお、他の回答者様達の回答で主流なのが中学を取れば高校が取れるって言う話ですが、これは正しくもあり間違いでもあります。 まず短大で教員免許を取る場合、短大では小学校と中学校を取る事は出来ますが高校は取る事が出来ない事になっています。 また大学であっても、片方にしか無い教科(中学の技術とか高校の情報とか商業とか)は片方しか取れませんし、高校が分割されている教科(中学は社会だけど高校は地歴と公民に分かれているとか)の場合には、分割されている一部とかしか取れない場合もあります。 なので実際には中学だけ持っていて高校が無いって言う人は結構居ます。 では追加で高校を取る方法ですが・・・ 1、普通に取る 2、教員経験を考慮して取る と言う2つの方法があります。 普通に取る方法は、大学等で決められた単位を全部取ってしまって取る方法です。 ただしこの場合、教育実習などの実習の有無が難易度を左右します。 まず教育実習は基本的には必要です。 が、高校工業に限り教育実習は任意となっているので、工業は教育実習無しで取れます。 また数学、理科、音楽、美術、工芸、書道、農業、商業、水産、商船については小中の免許を取っている人は基本的には教育実習はやらずに教員免許を取得する事も可能です。 高校のそれ以外の教科は教育実習が必要です。 なお、高校の免許を1つでも持っていれば2つ目の免許からは教育実習は不要になるので、高校国語が欲しい場合には例えば高校数学を取ってから国語を取れば2つ目なので教育実習は回避できたりします。 ただこの普通に取る方法は、学歴が大卒でなければ使えません。 短大卒の場合には学歴として大卒資格を取る所が必要になります。 とりあえず普通に取る方法は以上になります。 続いて教員経験を考慮して取る方法ですが、中学の特定の教科の勤務経験が満3年以上あると、中学で教えていた教科に限り高校の免許が教育実習不要で免許が取れるようになります。(教育実習以外の単位は当然必要です) 中学で教えていた教科に限るので、例えば中学社会を3年間指導していた場合には高校の地歴及び公民のみが実習不要になります。 また中学国語を2年、中学数学を2年だけ指導していると、合計すると4年ですが特定の科目が3年って言う条件を満たしていないので教育実習は回避できません。 ただこの方法であれば短大卒であっても高校の免許を取る事は可能になります。 と言う訳で、普通に取る方法と、教員経験を活用して取る方法の2つがあると思っておいて下さいね。 それを踏まえて中高一貫校の場合ですが、技術のように中学にしか無い教科もあるので必ず中高が無いとダメって言う訳では有りません。 逆に中高で免許を持っていても、中学は国語だけど高校は書道って言う場合とかは必ずしもあまり効果が無い場合もあります。 ただ中高の免許があるならあった方が良いですし、なるべく主流の免許があった方が採用する私立としては採用しやすいですね。(公立は全然話が変わって来ますが) とりあえずはそんな感じなので、高校の免許を狙う場合には、まずは取る事が出来る教科の確認から始めて下さいね。
教員免許状を取得するためには、規定の単位数を取得する必要があります。これは小中高それぞれ異なるものや共通するものがあります。 一般に、中学校免許に必要な単位数は高校の免許に必要な単位数よりも多く、同一教科であれば、中学免許に必要な単位で高校の免許も取れてしまいます。つまり、中学免許を取ろうとすれば必然と高校免許ももらえるということです。 仮に単位が足りない。となったとしても現役中学教師を続けたまま、教育委員会の開く講習や通信大学を通して追加単位を取ることができるので無理に大学に入る必要はありません。 また、中高一貫校で私立の場合両方の免許を持っていないと採用は難しいでしょう。私立の場合、人事異動がほとんどありませんので中高両方の免許を持つ教師を採用した方が効率が良いです。 そのため、片方しか持っていない人は好まれません。 補足について そうですね… 学生のうちに実習に行けるのがベストですね。 また、質問者様リサーチの通り現状を考えると早めに教員採用試験を受けた方が良いですね。 教職大学院に進学されるのであれば、採用率は8-9割ですが、一般の大学院だの採用率はすごく低いですね。 さて、質問されてた点をお答えします。 免許法認定講習・公開講座・通信教育とは、一定の教員免許状を有する現職教員の方が、上位の免許状や他の種類の免許状を取得しようとする場合に、大学の教職課程によらずに必要な単位を修得するために開設されている講習・公開講座です。 上記文科省のホームページより引用しました。 現役教員は、プラスして免許を取る際単位を取りやすいように教育委員会がサポートしてくれることがあります。しかし、質問者様の場合、教育実習なのであまり関係ありませんでした。 教育実習においては、教育委員会に相談すると代替単位を取得することで中学教育実習の四週間のうち二週間に短縮することができます。 しかし、少なくとも二週間はいかないといけないのでギリギリ現役教員でもいけるかな?って感じです。 小学校から中学校への異動ですが、高校免許は特に問題はありません。熱意があれば管理職に相談すれば良いと思います。免許さえあれば異動は比較的簡単だと聞きます。さすがに臨時免許を出してまで…ってことは無いと思いますが。 何れにせよ、通信でも何でもいいので学生のうちに実習に行かれることをオススメします。
中学校の教員免許を取得する場合、高等学校もセットで取得するべきだと存じます。近年では公立の中・高一貫校も増えてきています。人事異動も見据えた時、中学校あるいは高等学校のみしか免許を取得していない人材は採用されないのではないかと存じます。そのような人材は私立の中・高一貫校ではもちろん門前払いでしょう。 小学校の教員免許は教育学部でないと取得できないので、また別ものだと思います。
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