解決済み
公務員試験は、概ね1次が筆記、2次が論文と面接と集団討論・・という風に実施され、所定の配点基準によってその総合点の得点順に(~合格最低点者を最下位とする)最終合格者の採用名簿が作成されます。 地方公務員の場合は辞退者数も考慮して、採用名簿には、必要採用数よりも若干多めに載せていることが少なくありません。 たとえば、その地方自治体の退職者を補充するのに30名必要とした場合、35~40名まで採用名簿に載せるわけです。 30位までの人は採用を希望すれば入庁できますが、31位から下の順位の人たちは、上位30名以内に辞退者が出れば繰り上がり採用となる≒いわば補欠みたいなものであり、その意味、必ずしも最終合格≒採用ではありません。採用名簿の有効期間は大体1年ですから、入庁後、半年以内(*試用期間内)に中途退職者でも出ない限り、そのまま名簿は「失効」ということになるのです。 尤も、全ての自治体がこうだというわけではありません。最終合格者を「余分」に出しておき、「入庁を希望しない」以外の合格者なら順位の優劣の如何なく、残り全員 を採用するケースもあります。 しかし、国家公務員(総合職・大卒一般職)は勝手が違います。1次、2次をクリアした後、採用を希望する役所を訪問(*「官庁訪問」)のうえ、またはある日突如思いもよらぬ官庁から呼び出されて、面接を受けて合格し内定を貰わなければ、採用とはなりません。 国家総合職の場合とくに、人によっては、複数の官庁から内定を貰い、第1希望以外の官庁に辞退のお断りとお詫びを入れるのに苦労される優秀な方もいたりします。 しかし、この国家総合職では、毎年のように、最終合格者総数の何分の1かは、どこの官庁からも内定を貰えず、そのままになってしまう人がいることもご念頭に。 事情は、国家大卒(大卒一般職)も同じです。国家総合職に較べると桁違いの多数の最終合格者が出ますので、霞が関の本府省庁のうち人気官庁など、あっという間に内定者で埋まってしまいます。結果露頭に迷う人が巷にあふれるのです。 私は、旧国家1種、旧国家2種の時代に受けましたが、国家2種で数か所訪問するもダメでした。・・で、忘れたころに、内閣直属の機関(*内閣府≒旧総理府ではありません。)から呼び出されるがままに指定の旧総理府・内閣官房の合同庁舎一郭にある会議室に入るや、面接というよりも官庁訪問感想座談会のような感じの人物試験30分の後、その日のうちに内定を貰いました。
試験に合格するのと採用されるのは違います。 地方公務員の場合は1次の主に筆記試験に合格すると2次の主に面接試験があります。それで採用候補名簿に乗り、ほとんど採用されます。 国家公務員の場合は、筆記試験が通ると合格ですが、その後に、官庁訪問というものがあります。これが地方公務員の2次試験と同様な面接になります。面接に通れば採用です。すなわち、試験に合格しても面接を通らなければ採用されない訳です。毎年、試験に合格しても採用されない人が実際に多くいます。
公務員試験の基本的な仕組みとして、 最終合格=採用候補者名簿にのる 採用者はこの名簿から選ばれるということなので、最終合格=採用というわけではないことになります。 最終合格者のほうが採用予定数より多ければ、漏れてしまう人がいます。いわゆる採用漏れです。 ・・・ しかし、一部自治体を除き、最近では最終合格させる数=採用数としていますので、 最終合格=採用 と基本的に考えてよいです。 国家公務員の場合は、また少し仕組みが異なり、 合格しただけだと採用になりません。 合格したら、「官庁訪問」という希望の官庁に出向いて面接等を受けるイベントが待っています。これで内定をとれば採用となります。
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