現在早稲田大学法学部2年の者です。

Question

現在早稲田大学法学部2年の者です。今卒業後の進路について悩んでいます。
自分は高校の頃より都庁へ就職したいと考えていました。理由は2020年の東京オリンピックに携わることができ、更に都庁での仕事は都庁だけあって規模のでかい行政ができやりがいがあると考えたからです。

しかし2年になって進路についてよく考えた時に、
本当にそれでいいのかと思う時があります。
都庁に行くには自分の性格上塾に行って勉強しなきゃでお金もかかるし、自分が想像しているよりも都庁での仕事は公務員ということもあり地味なのではないかと考えてしまいます。自分は割とキラキラした生活に憧れがあります。それを考えた時に民間の一流企業を目指した方が自分に合うのではないかと思う時があります。

もちろん企業での仕事がキラキラしただけでなくそれ以上に大変だということはわかっています。

進路を考えなくてはならないこの時期、とても悩んでいます。
なにか助言を下さるととてもありがたいです。

Answer 1

舛添さんの元で働きたいわけですね？(^^;)
って、それはそれとして、夢があった良いですねー。

でもねぇ・・・現実を見ないと将来を棒に振ります。
キラキラした生活もよくわかります。
でも残念ながら理想と現実は違う。
私が勤めているのは某大手、国際的なブランドとしても必ず名前が挙がる企業です。
外から見ているとキラキラして見えると思います。
が、1年持たずに辞めていく新卒が毎年何人もいます。
仕事自体は泥臭いものばかりなんですよ。

私が勤務しているのは港区にある本社で高層ビルの二十数階です。
仕事はITコンサルやっています。
有名企業の本社勤務で事務所は都内の高層ビルにあって、コンサルの仕事ってすごそうに聞こえるでしょ？（笑）
が、実際はそんなことはありません。

お客さまは中小企業が多く、そういう企業を毎日営業と一緒に1件々々訪問です。（それはそれで私は楽しいですが、うちのブランドで学生がイメージする仕事とは全く違うんじゃないかな？）
それこそ町工場から三ちゃん企業、サラ金みたいなところ、いろいろあります。
事務所も都内なんて通勤が大変なだけだし、高層ビルと言っても結構古いしね。それに仕事する上で何階とか関係ない。
地震が来たらよく揺れるし、東日本大震災の時はエレベーターも止まるし大変でした。
お昼時とか周囲の物価が高いから、メインはお弁当ですね。5〜600円で済むし。
ドラマのような仕事とは大違いです。
営業やっていた時は飛び込みなんかもやっていましたし、全国どこに異動になるかもわかりません。
現実なんてそんなもんです。

都の職員を目指すというのは良いと思います。
2020年の東京オリンピックに携わりたい、それも良いでしょう。
が、それを過ぎたらどうなるのか。

そもそも都に勤めたからといってオリンピック関係の仕事ができるとは限らない。
全く関係のない部署に配属になる可能性だってある。
小笠原のような離島も東京都ですから、そういう地区の担当になるかもしれない。
オリンピック関係の仕事に就けたとして、交通整理係になるかもしれない。苦情処理係になるかもしれない。
ボランティアで参加する方がよっぽどマシだったり。

その辺りをトータルに考えていかないと将来が危ういです。
よくあるんですよ、就職してから「こんなはずじゃなかった」ということが。
はじめにも書いた通り、そういう人は1年持たずに辞めていきます。
短期間で辞めたところで、前の職場より良い条件で働くのは簡単ではありません。

まあ、まだ時間はあるでしょうから、理想ばかり追い求めずに、現実をみる努力もしていってくださいね。