全商簿記1級の財務会計で

Question

全商簿記1級の財務会計で損益計算書を作成するときの保険料前払高の計算方法わかりません教えてください！

会計期間は平成○4年4月1日〜○5年3月31日

元帳勘定残高
保険料 64,000

保険料は、全額を毎年8月1日に1年分として支払っており、前払高を時期に繰り延べる

前払高を4ヶ月と考えて、
64,000×4÷12をしたのですが割り切れませんでした

Answer 1

期首再振替仕訳（期首から4ヶ月分）+期中支払い（12ヶ月分）ー決算整理仕訳（翌期にかかる4ヶ月分）

毎年毎年、この計算をし続けているわけですね。

4＋12ー4＝12

毎年これを繰り返しています。

今回は決算整理仕訳前の
4＋12
の段階の保険料勘定の残高が64,000ですので、64,000を１６で割ると一ヶ月分の保険料が計算できます。一ヶ月分の保険料は4,000円。4ヶ月分が前払なので16,000円。

正しい回答が２つ出ている後に、誤った回答をつける回答者がいますが、なぜ2人の回答が同じなのか考えもしないのでしょうかね。
最後の回答は誤りですから見る必要はありません。混乱します。

Answer 2

元帳の残高￥64,000とは05/3/31の期末残高でしょう。つまり、04/8/1に支払っている1年間の保険料の未経過分ですから、それは05/4/1から05/7/31まで4ヶ月分の前払保険料になるのです。したがって1年間の保険料は￥16,000×12ヶ月￥192,000。
04/8/1支払保険料￥192,000－￥128,000（04/8/1～.05/3/31の8ヶ月分）＝未経過分￥64,000となるのです。

―――――――――支払保険料――――――――
04/8/1現・預金..192,000｜05/3/31損.益128,000
…………………….….…｜.〃…次期繰越64,000
05/4/1前払保険料64,000｜

仕訳
04/8/1
支払保険料￥192,000／現・預金￥192,000
0/5/3/31決算仕訳
前払保険料64,000／支払保険64.000
0/5/4/1振戻す。
支払保険64.000／前払保険料64,000

Answer 3

>前払高を4ヶ月と考えて、
>64,000×4÷12をしたのですが割り切れませんでした

前払高 が ４か月 という捉え方はあっているが
64000が12ヶ月の保険料として計算する点が間違っている。

前TBに前払高 が ないのであれば、
前年度に支払った１年分の保険料のうち
再振替による期首から７月末までの保険料の４か月分 と ８月１日支払分 の １６ヶ月分 が 反映され
た金額が 保険料 ６４０００ ということだ。

とすれば前払高の計算は
64,000×4÷16= 16000
だ。

Answer 4

◆解答（当期の決算整理仕訳）
〔仕訳〕
借方）前払保険料 16,000 貸方）保険料 16,000

◆解説
毎年支払われているという部分がポイントになります。
この部分から前期の決算で前期支払額のうち、当期の費用になる分を前払保険料勘定（資産）に振り替える次のような処理をしています。

〔前期末の決算整理仕訳〕
借方）前払保険料 16,000 貸方）保険料 16,000

結果、当期の期首において再振替仕訳（前期の決算で資産として繰り越した額を当期の費用として計上する仕訳）として次のような仕訳が行われていると考えることができます。

〔当期首の再振替仕訳〕
借方）保険料 16,000 貸方）前払保険料 16,000

そして当期の期中（8月）の1年分の保険料の支払いに関する処理として次のような仕訳が行われていると考えることができます。

〔8月の保険料の支払いに関する仕訳〕
借方）保険料 48,000 貸方）○○○ 48,000

以上の経過を辿って当期の決算整理前の保険料勘定の残高金額が64,000になっていると考えることができます。
このことにより、保険料勘定の決算整理前残高64,000は1年（=12ヶ月）分の金額ではなく、16ヶ月分の金額であると考えることができます。

当期の決算では、次期の費用になる平成○5年4月から平成○5年7月までの4ヶ月分を前払保険料勘定（資産）に振り替えて繰り越すことになるので金額の計算は

64,000×4ヶ月÷16ヶ月=16,000

になり、当期の決算で行う決算整理仕訳は

借方）前払保険料 16,000 貸方）保険料 16,000

になると考えることができます。