資格は同じ、勤務先が違うだけです。 医師には医学部医学科を卒業し、医師国家試験に合格したものがなれます。 臨床の現場に立つには、国家試験合格後2年の研修が必要です。 更に学会に所属し、専門医などの資格を取ります。 専門医は絶対必要な資格ではありませんが、専門医を必要とする就職先もあります。 医師は、公募、派遣業者、医局の派遣というもので病院に雇い入れてもらうのですが、一番多いのは医局の派遣です。 医局というのは、大学教授を頂点とするヒエラルキーで、医局員をコマとして、各地にある関連病院(公立私立を問わない)に派遣するのです。 しかし、こういう医師派遣制度では、関連病院と大学教授の癒着が横行し、さらに僻地へ飛ばすといった教授の強権発動もみられたため、厚労省は、表向きは研修医が疲弊していることを理由に新研修医制度を作り、この医局制度を崩壊させました。 このために、教授の強権で派遣されていた地方の病院に医師が派遣できなくなり、医師は余っているのに、医師がいないところがあるという医師偏在という問題が起こっているのです。 ですので、医局派遣の場合は、公立病院や私立病院を何年かごとにローテートするので、試験などはなく、医師や専門医の資格のみで就職します。 公募や派遣業者での就職も、特に試験はありません(今のところ)。 履歴書と面接で○月から来てくださいと言われるだけです。 もちろん、著名な○○先生の下で働きたいとなれば、学会などで直接その先生に売り込むか、知り合いの先生(所属医局や母校の教授など)に紹介状を書いてもらって、直接申し込みます。 給料は一般的に私立病院>公立病院ですが、公立病院のほうが退職金や福利厚生が充実しており、65歳前後の定年まで働いた時の総収入は大きくはかわりません。ただし、医局派遣の場合、本当に優秀で請われるような医師にならないと3年毎ぐらいにローテートさせられ、退職金がほとんどもらえないということになり、収入が少なくなります。
公立病院に勤務するのが公務員の医師、私立病院に勤務するのがその他の医師になります。資格はどちらも国家資格手雇い主が公的機関なのか個人なのかの違いです。
民間の医師と公務員の医師は、いずれも医師国家資格を有していますので、当然医師国家試験を受験し合格した者です。 公務員の医師は、採用選考において筆記、論文、面接等の各種試験が実施される場合があります。 民間の医師は、面接のみで選考される場合が多いものの、学閥等の推薦者が必要などコネクションが重視される傾向にあります。
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