商業簿記２級 損益の振替 この問題の解説できる方よろしくお願いいたします。 問題 決算に際して売…

Question

商業簿記２級 損益の振替

この問題の解説できる方よろしくお願いいたします。

問題 決算に際して売上勘定 7,000,000、仕入勘定 6,000,000 繰越商品勘定 1,200,000 の各勘定残高をそれぞれ損益勘定へ振り替えるとともに、 期末商品棚卸高 1,500,000を 繰越商品勘定に計上した。

解答
損益 7,200,000 /繰越商品 1,200,000
/仕入 6,000,000
繰越商品 1,500,000 / 損益 1,500,000
売上 7,000,000 / 損益 7,000,000

先生はこの解説に対して
決算整理の売上原価計算を売上原価で行うやつ
(浮く牛喰う)の売上原価を、損益に替えた

と教えてもらい 問題は解けるのですが
なんとなく理解ができず。(>_<)

解る方よろしくお願いいたします。

Answer 1

【手順1】
期首商品棚卸高（繰越商品勘定の借方残高）を繰越商品勘定から損益勘定の借方に振り替える。
〔仕訳〕
借方）損益 1,200,000 貸方）繰越商品 1,200,000

【手順2】
当期商品仕入高（仕入勘定の借方残高）を仕入勘定から損益勘定の借方に振り替える。
〔仕訳〕
借方）損益 6,000,000 貸方）仕入 6,000,000

【手順3】
期末商品棚卸高を損益勘定から繰越商品勘定の借方に振り替える。
〔仕訳〕
借方）繰越商品 1,500,000 貸方）損益 1,500,000

【手順4】
売上勘定の貸方残高を損益勘定の貸方に振り替える。
〔仕訳〕
借方）売上 7,000,000 貸方）損益 7,000,000

Answer 2

問題 決算に際して売上勘定 7,000,000、仕入勘定 6,000,000 繰越商品勘定 1,200,000 の各勘定残高をそれぞれ損益勘定へ振り替えるとともに、 期末商品棚卸高 1,500,000を 繰越商品勘定に計上した。
仕訳はできるけど、仕訳の意味が理解出来ないということですね。この問題は、売上原価(犠牲になったコスト)の算定と、帳簿を締切ること(リセット)を要求しています。それを一度に処理しているから理解が難しいので、分解してみてはいかがですか？

１）先ず、売上原価の算定から
仕入1,200,000/繰越商品1,200,000
繰越商品1,500,000/仕入1,500,000

この仕訳を行うことによって、仕入勘定の残高が
6,000,000(当期の購入原価)
↓
5,700,000(販売した商品の購入原価)
になりますよね。
前期に1,200,000で購入した商品1個と
当期に1,500,000で購入した商品4個中3個を
当期に7,000,000で販売したと考えてみてください。
6,000,0000は投資したに過ぎません。
5,700,000は犠牲になった部分です。
7,000,000はその成果です。

２）次に、帳簿を締め切ります。
損益1,200,000/仕入1,200,000
損益6,000,000/仕入6,000,000
売上7,000,000/損益7,000,000
仕入1,500,000/損益1,500,000

１）と２）の仕訳を纏めると、解答になります。

この仕訳を行うことによって、損益(P/L)科目が0円になります。
損益(P/L)科目を0円とする理由は、1年単位で利益を計算するためです。この仕訳により、当期末残高の0円が翌期首残高として引き継がれます。ここまでが、帳簿上の手続きといわれる部分となります。折角なので帳簿外の手続きもテキストで確認してみてください。引っ掛かる部分が少しでもあれば良いですが・・・。

Answer 3

たとえば売上勘定を損益勘定に振替えるのは、売上勘定の残高は貸方にありますから、貸方に損益と振替えます。その代り売上は借方になります。
仕入残高は借方にありますから、借方を損益に振替えます。仕入は貸方になります。
このように元あったところを損益にしてやればいいのです。
損益勘定は、売上等の収益は貸方に、仕入などの費目は借方に集合します。