まず、「教育大学」と質問者さんが呼ぶ大学の中にも、 大きく分けて2種類あります。 1つは、教員を養成することを第一の目的とする大学です。 もう1つは、教育学の研究などを主とする大学です。 例えば、同じ都内にある国立大学でも、東京学芸大学は教員養成系、東京大学は教育学系です。 後者の場合、最初から教員を目指さない人も少なからずいるのです。 その選択肢の1つとして、教員以外の公務員を選ぶ人もいます。文科省や自治体の教育行政(教育委員会など)は、候補になりやすい組織です。実習助手など学校内の教員以外の職種に就く人もいます。 「一般の企業」に行く人の中でも、塾や学習教材など教育畑の企業を選ぶ人もいるでしょうし、全く関係ないところを選ぶ人もいます。 教員を目指しつつ、しばらくは塾講師という人は多いですよ。誰もが教員として働けるわけではありませんからね。
公務員の教師 私立高校の教師 塾や予備校の講師 一般企業 などに就職しています。
教育学部の企業就職などの理由については 下の御二方が書かれていることが理由としてはおおいでしょう。 あと1つをあげるなら,教員としての適性の問題です。 国立大学教育学部や教育大学に入学できて免許はとれてもお教員としての資質を考え自ら別の道を模索したり,周囲にすすめられたりといったことは存外に多いのです。 実は子どもが苦手だ,児童生徒を相手に柔軟な対応ができない,コミュニケーションに難がある,教師として教えるというより単に教科の学習内容が好きなだけだったなどいろいろなパターンがあります。 それに単純に別の職業に興味がうつったということもあります。 方向転換を決めるので特に多いのが教育学部で必修になっている教育実習もあげられます。 1か月の実習ですが,自分の思ったものとは違った。とてもこれ以上耐えられないとも思う人も結構います。 中には教育学部首席卒業者が教員採用早々,自殺するなんてこともありましたからね。 実習の段階で無理だとおもひと結構いるのです。 私も小学校教員養成課程の卒業生ですが,同期には市役所勤務・警察官・企業社員・研究者なんてのもいます。 彼らは早い段階から大学の授業内容を聞くうちに自己の適性を鑑みて他の道を模索したようです。 それに親が教師だからとか,地元の国立大が教育学部しかなかったとかで,強い教員志望でもないのに進学している人もいます。
なるほど:2
残念なことに全員が教師になれるわけではありません。 小学校を希望する学生はかなりの確率で合格/採用されますが、中・高は他の国立大・私学でも免許が取得出来ますので猛烈な競争となり合格・採用されるのはごく一握りとなります。 またもとより採用数が少ない芸術教科は、自治体によっては採用ゼロの年が多く試験も受けられない現状があります。 一例として私は京都府立高校卒でしたが、主要5教科に限定すれば、京大、阪大、奈良女、立命、同志社が多く、京都教育大卒は少数派でした。特に社会科で京都教育大卒の先生というのは聞いたことがありません。 採用試験にあぶれ方はずっと臨時講師を続けるか民間企業へ就職しています。また他の公務員試験の合格・採用も多くはありません。ここでも他の国立・難関私学の法学部・経済学部卒の学生との競争になるからです
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