作業療法士、理学療法士を目指し大学受験の勉強をしている高校3年生(男)です。

Question

作業療法士、理学療法士を目指し大学受験の勉強をしている高校3年生(男)です。作業療法士、理学療法士について調べていると給料が少ない、将来性がないなどと様々なことがありとても迷ってしまっています。

1. 実際自分が大学を卒業し病院などで作業療法士、理学療法士として働く場合まだそのような状態なのでしょうか。

2. 男の私がそれを職にして結婚して子供を養うことは可能なくらいの収入は得られるのですか？？

3. 1と少しかぶっていますが今の現状として理学、作業療法士は飽和状態と言われていて、しかし高齢化は進むとされていますが4.5年後も現状と変わらないような状態なのでしょうか。

4. まだ理学療法士、作業療法士と迷っています。両方のメリットデメリットを教えていただけると参考にできるのでおねがいします。

少し多いですが、以上の4つをお願いいたします。

Answer 1

ID非公開さん
作業療法士、理学療法士を目指し大学受験の勉強をしている高校3年生(男)です。
作業療法士、理学療法士について調べていると給料が少ない、将来性がないなどと様々なことがありとても迷ってしまっています。…

❶
状況が好転していることは考えにくいです。
給料が多くないこと（年収300万～450万円ぐらい）は間違いないでしょう。

就職先としては、主に医療機関（病院等）とそれ以外の介護福祉分野があります。
今後は益々医療機関への就職は難しくなります。ただし、就職がゼロになるわけではなく、難しくなる…ということです。そこで、今後は介護福祉分野へ就職する療法士が多くなっていくと思います。

ところで、最初から介護福祉分野へ就職すると、療法士として医療分野での経験ができないため、その後医療分野へ転職したくてもそれが難しくなります。事実上無理でしょう。しかし、その逆は容易です。
だから、新卒の療法士は最初は医療機関への就職を試みるのです。大多数の人が現状、医療機関に就職しています。
それが、今後は成績のいい人だけが医療機関に就職でき、それ以外の人は介護福祉分野等へ流れていくようになることが考えられます。

繰り返しますが、医療機関への就職は難しくなります。ですが、ゼロになるわけではありません。
介護福祉分野でもよければ、就職先はいくらでもあります。ただし、そこに貴方が希望する就職先があるかどうか？そこの保証はありません。

以下はわたしの意見です。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n293426

❷
初任給は300万～350万円ぐらい、ベテランでも400万～450万円ぐらいです。500万円もらえている人はかなり恵まれているほうだと思います。
450万円で子ども何人養えるか…という問題になります。子ども２人はキツキツでしょうね。
貴方が職場結婚すれば、夫婦で800万～900万円になります。

❸
飽和（飽和状態）とは、「最大限まで満たされた状態であり、これ以上の余地がないこと」をいいます。
それで言えば、理学療法士や作業療法士は飽和状態ではありません。
恐らく、ネット上で誰かが飽和状態という言葉を誤用し、それが勝手に独り歩きして拡散したのでしょう。

ただし、特に2000年以降に養成校が乱立し、有資格者の数が爆発的に増加したのは事実です。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n254064これの⑤

日本の人口は減少に転じていますが、高齢者の数はまだ増え続けています。これが2035～2040年頃になると高齢者の数も減少に転ずると考えられています。
高齢化ということよりも、リハビリに付ける医療点数（医療報酬）がどうなるのか（これは国の考え方次第）、どの時点で医療機関等が新卒採用を控えるか、そういった要素のほうが就職口の数に影響します。

❹
以下の知恵ノートや適当な学校のサイトを見て参考にして下さい。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n326817

将来性はどちらもあまり変わらないと思います。好きなほうを選んで下さい。
ただし、最近は作業療法士のほうが就職口が広い…と言われる科長（技士長）クラスの人は複数います（…＊）。医療機関にもよるでしょうが、作業療法士のほうがまだ拡充が不十分なのかもしれません。

（＊）わたしは現在医学生です。医学生の立場で病院見学等を行い、リハビリ室も見学して直接科長（技士長）クラスの人たちと話をする機会を得ています。あくまでも現時点での話です。４～５年後もあまり状況が変わっていないか、あるいは大きく変化しているのか、厳密には誰にも判りません。