解決済み
学生が研究内容で特許出願.共同発明者に関するアドバイスをください.大学院で学生をやっています.教授の着想の具体化(約一年間)を行いましたが特許を出す際に共同発明者に名前が載らないと言われました. 特許を取ることで利益などは出ないらしいですが,就職活動などでメリットがあるようなのであれば名前が載るように交渉してみようかと思うのですが,企業の方から見てそういったメリットはあるでしょうか? 権利の主張をしたいと考えていますが,教授との関係も大事なので困っています.アドバイスよろしくお願いします.
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特許の実務家です。 某大手メーカーで新卒技術者相手に毎年講義をしており、学生の内に特許を書いたことがあるか聞いていますが、あんまりいません。 これは、「それほど少ない」というより「特許の発明者になった経験がある」ことが格別重視されてない証左だと思います。 全く意味がないとも思いませんが、企業の技術者、研究者と色々話してきた経験からいっても、せいぜい「論文の共著者」レベルと大差ないと思いますよ。もちろん、論文と同様に、内容が優れたものであるなら一定の評価はされると思います。 共同発明者になるかどうかですか、法律的には「教授がOKすれば発明者に入れる」というものではなく、発明に貢献してれば発明者になるし(教授に「ダメという権利」は無い)、貢献してなければ(たとえ教授が発明者に入れてあげるといっても)発明者にはなりません。 ただ、この「貢献」の基準は法律などでは明確なものはなく、過去の判例を参考に判断しているのが実情です。 貴方の場合ですと、例えば、 (1)ひたすら教授の指示に従って実験などを しただけ、または「その分野の研究者等なら誰でも思い付くであろう程度の工夫」しかしてない→発明者にならない (2)「その分野の技術者なら誰でも思い付くとはいえない工夫」を加えた、あるいは教授の指示について「この部分はその通りやってもうまくいかない、こう工夫してはどうか」という提案をして採用された→その工夫が特許請求の範囲に含まれれば、発明者になる …といったあたりでしょうか。 「教授が匙投げた核心を~」と書かれている回答者がいますが、そこまではハードル高くないです。 とはいえ、上記のような事情に詳しい教授はほとんどいないでしょうし、大学に知財担当がいたとしてもそれほど詳しくなかったり教授に逆らえなかったりなんてこともあるでしょう。 現実的には「自分もこれこれこのような工夫をしたりして頑張りましたので、権利は要らないですが発明者には加えて下さい」とお願いする感じでしょうか。(発明者であることと特許の権利者が一対一でないことを理解してない人も実に多いですが) まあ、大学教授という方々は個人差があまりに激しいので、どうするのが正解かはご自身で決めて頂くしかないです。特許に強烈なこだわりをみせる人もいるので、なおさら。 長くなりましたが検討の参考になれば幸いです。
既に答えが出ていますが、就職に有利かは別として、金銭的利益は多分あると思いますよ。雀の涙…子供の小遣いも届かないかも知れませんが。 目先を変えて、論文を出すときは共著にして貰うよう交渉しては? それだって面接で「この論文の実験をやったのは自分です」位には話せるでしょう。
>>教授の着想の具体化(約一年間)を行いましたが特許を出す際に共同発明者に名前が載らないと言われました. で、あなたはその着想の具体化についてどのような役割を果たしたのでしょうか。発明者は申請内容について創造的な貢献をした人だけがなれるものです。教授のアイディアや指示に従ってデータを取ったとか装置を作成したという程度では発明者にはいることはありません。あなたが工夫したこともあるでしょうが、それは普通の学生がその教授と討論したりアドバイスを受ければできることではないかと言われたら明確に反論できますか?世間的には学識も経験も教授の方が学生よりもはるかに上だと思われます。核心部分で教授が匙を投げてしまったところをあなたがアイディアを出したからこの特許になったくらいの貢献が求められます。 >>就職活動などでメリットがあるようなのであれば名前が載るように交渉してみようかと思うのですが,企業の方から見てそういったメリットはあるでしょうか? そこそこの企業の技術や研究部門であれば特許なんて年1,2個は出せと言われる程度の扱いです。なにもほかにアピールポイントがないならあった方が履歴書をうめるという点でないよりほんのわずかましかもしれませんが、それしかアピールポイントがないならその方がよほどマイナスです。 自分で着想し、実験し出願書類を作り上げ、手続きまで中心になってやったとかそれをもとに起業したとかならちょっと話を聞いてみようかとおもいますが、教授の着想を~ときいた時点で、あ~がんばったご褒美に共同発明者に入れてもらったんだろうなくらいにしか思われないと思います。 >>権利の主張をしたいと考えていますが がんばったのだろうとは思いますが、本当に共同研究者たる権利があるかも怪しいです。打算的な話をするなら教授がそこそこの人脈を持っているなら「こいつはタフなやつでよく働く奴だよ」と紹介してもらうほうがつまらない特許の共同研究者になるよりもよほど利益があると思います。質問者は学生さんで就職だけしか視野に入っていないかもしれませんが、実力ある教授との良好なコネクションは就職活動時だけでなく、就職後、転職時など将来にわたって意味を持つということもちょろっと頭の隅においておくといいと思います。
なるほど:1
メリットはあります。 ただ、”具体化”の内容によっては貴方の名前が載らないのは妥当かもしれません。 交渉する前に、貴方が発明者となりうるかを整理して考えましょう。
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