テレビ局の社員の年収は平均１０００万円前後ですが なぜそこまで儲かってるんですか？ 仕組みが知りたいです スポ…

Question

テレビ局の社員の年収は平均１０００万円前後ですが
なぜそこまで儲かってるんですか？
仕組みが知りたいです

スポンサーからの広告料とあとはなにがあるんですか？

Answer 1

在京テレビ局(民放・NHK)は、とにかく、すごい超・高年収です。
これが実態です。
①東証一部ランキング02位＝フジテレビ＝1,510万円(44.3歳)
②東証一部ランキング03位＝日本テレビ＝1,426万円(41.8歳)
③東証一部ランキング05位＝TBSテレビ＝1,378万円(49.9歳)
④東証一部ランキング10位＝テレビ朝日＝1,304万円(41.6歳)
⑤東証一部ランキング11位＝テレビ東京＝1,287万円(44.8歳)
⑥東証一部ランキング25位＝電通(広告)＝1,146万円(38.6歳)
⑦東証一部ランキング49位＝博報堂(広告)＝994万円(42.7歳)
http://kyuuryou.com/w580-2012.html

NHKは非上場なのでランクにこそ上がりませんが、いつも日本テレビとTBSの間ぐらい、すなわち、超・高年収です。

大阪系の民放テレビ局(関西・読売・毎日・ABC)は、在京テレビ局の15％減ぐらいなので、やはり高年収です。

＞なぜそこまで儲かってるんですか？
＞仕組みが知りたいです
＞スポンサーからの広告料とあとはなにがあるんですか？

これについては、既出reveriegarden1962さん御回答の通りです。
すべて完全に言い尽くしておられます。

テレビ局は、電波の周波数帯の割り当てを基準にした総務省認可なので、新規参入は非常に困難なので、寡占というか数社で独占状態なので、主たる収入源であるＣＭ料も(原価コストを無視した)法外な値段です。

ちなみに、大新聞は非上場なので、データが公開されにくく、年収の話題も上がりにくいですが、既に1960年代から大新聞は超・高年収でした。

テレビ局や新聞社は、マスコミ当時者なので、秘匿したいネタ(高年収とかドンブリ勘定とか社内不祥事)は、報道しないので、国民は実態を掴みにくい事情があります。(特に、大新聞は非上場なので、ある意味、闇の中状態です)。

ご参考

1950年代～1991年までの高度成長時代の、超・高年収の業種は、
①都市銀行、
②在京テレビ局(民放・NHK)、
③大新聞(日経・朝日・読売・毎日・産経)、
④大証券(野村・日興・等)、
⑤電力(東電・関電・等)、でした。

1991年バブル崩壊～2015年迄のデフレ時代の、超・高年収の業種は、
急成長のＩＴベンチャーを除外すると、
上記と順位が入れ替わっただけで、ベスト5の顔ぶれは同じです。
①在京テレビ局(民放・NHK)、
②大新聞(日経・朝日・読売・毎日・産経)、
③大証券(野村・日興・等)、
④都市銀行、
⑤電力(東電・関電・等)、です。

都市銀行は、バブル崩壊で発生した膨大な不良債権を税金で償却して生き延びました。

電力会社は、特殊な損益計算方法なので、いつも安泰です。
(=高額の所定利益も、贅沢な人件費も、すべて先取りして、あらかじめ原価に組み込むので、安泰)
(=原油高騰で赤字になったら、電気料金を値上げしたらＯＫです)
(=電力会社は、地域独占なので、住民や工場は、逃げられません)

なお、話題としてはズレますが、
・公務員(国家＆地方)の幹部クラスも、実は、超・高年収です。
・もちろん、大企業の幹部クラスも、超・高年収です。

Answer 2

今後の傾向としては、徐々にではなくある時期突然急降下する気がします。理由は若者のTV離れです。一般に地上波と呼ばれる従来のテレビ放送をあまりみなくなってきています。まだまだ老人人口が多いため当面は大丈夫でしょうが、スポンサーも従来ほど地上波での宣伝効果に期待しなくなりました。この結果、テレビでの広告宣伝料も強気一辺倒ではいられなくなりネット広告にも移行してきています。テレビドラマの不振もこういう所が影響してるのでしょうね。

Answer 3

1000万円あるのは日テレやテレ朝など在京キー局だけだと思いますが…。
東京は人口が集中しているので、広告料がべらぼうに高いです。また、地方の系列のテレビ局に番組を売る収入もかなりあります。
一方で、制作はほとんどが下請けの会社に丸投げです。
また、放送局同士の競争はありますが、ライバルがどんどん参入してくる市場ではありません。収入面でも支出面でも価格支配力が強いのです。