もし地方公務員の採用試験に合格したとしても、 国民年金未納者だったら採用を取り消されるのでしょうか？

Question

もし地方公務員の採用試験に合格したとしても、
国民年金未納者だったら採用を取り消されるのでしょうか？もし地方公務員の採用試験に合格したとしても、その人が国民年金
未納者だったら、やはり採用を取り消されるのでしょうか？

例えばこれから試験を受ける新卒者だけれど、大学在学中に無届で
未納期間がある場合などです。未納の年金は一定期間を過ぎると
納めさせてもらえなくなると聞きました。しかし私はそれをよくわかって
いなかったため、既にそのような状態になってしまっている可能性が高いです。
こうした場合、公務員になることを諦めるしかないのでしょうか？
ちなみに現在大学３年生です。アドバイスをよろしくお願いします。

Answer 1

＞国民年金未納者だったら採用を取り消されるのでしょうか？

いえ、そんなことはありません。

地方公務員の採用は、試験から合否までを「人事委員会」が管轄します。
合格すれば、やがて勤務地・配属先部署が決定されます。(２～３月頃)
この過程において年金データと照合することはありません。そんなところ(あなたの未納事実)まで関与しないということです。

さて、公務員に採用されれば、職員ひとりひとりは、職員番号という個別の番号が付けられ、それで電算上の管理がされます。
この職員番号を利用して年金データも管理していくことになります。
公務員は「共済組合」に加入します。採用に当たって提出する「共済組合加入届」には「基礎年金番号(10桁)」を書く欄があります。
あなたが２０歳になったときにこの番号が付与され・通知されているはずですから、その番号を書きます。
この書類によって、「基礎年金番号(10桁)」の人間の過去のデータを、「職員番号」の人間のデータとして引き継いでいきます。
採用後は給料天引きで年金掛金を納めますが、学生期間の未納データは残ったままですから、将来受け取る年金額には減額影響するはずです。

合否には影響しません。
ただ、公務員として未納期間があるのは恥ずかしいと考える思うでしょうから、納められるものは遡って納められると良いでしょう。

Answer 2

国民年金の時効は２年ですから、大学３年生(21歳？)ならまだ追納は可能です。
自治体によっては、今から申請すれば20歳から学生特例の申請をしていたとみなしてくれるゆる～い自治体もあります。

ちなみに下記のような人物の合格例もあるので、ご参考までに。
【学生時代】
→学生特例の届出はしていたが未納。

【会社員１年経験】
→厚生年金、源泉徴収により納付。

【離職後、浪人時代】
収入減による国民年金免除申請せず未納。
国民健康保険料および住民税滞納。

⇒地元市役所上級事務採用(のち追納)

すべての自治体が、こんなゆるいかんじではないかもしれませんが、
面接試験の不安要素になるようならば、
親にすがるなり、バイトをするなりして今のうちに納めておくほうが勉強に集中できると思います。
ついでに、国民年金に関心を持ったこの機会に「財政学」も勉強しておきましょう。

Answer 3

年金未納者という理由をもって不合格とはならないと思います。
万が一、面接時に質問され「未納があります。」と答えた場合に面接官に印象が悪くなることはありますが、未納かどうかを事前に調査はしないと思います。多分ですが。