以前、通信工事会社で1年間、FTTH光通信の引き込み工事に従事しました。 現場では、無免許工事は日常的に行われています。 しかもNTTの大手下請け会社でさえ、当たり前に行なっています。 建前では年に1度、NTTに報告が義務付けられていますが、 下請けからさらにまた別会社(:一人親方を含む)に発注した形にし、 その受けた会社の責に帰する事で、責任逃れをしています。 元請けどころか、発注するNTTも黙認している状態です。 光の工事ですので、回線速度からはDD第1種以上が必要なのですが、 良くても3種しか持っていない人ばかりで、大半は無免許・無資格でした。 (NTTの技術講習を受けて、許可を貰っているとの触れ込み。) 実際の工事では、従来のメタル回線の取り外しも伴うので、 実質的にはAI第2種以上も必要な筈です。 メタルの時代から、無免許工事は当たり前の様に横行していたそうです。 AI・DD総合種を持っていて入った私は、 4箇月程、現場で工事を経験した後すぐに、 工事指令を出す側に回されました。 『有資格者は、一通り分かったら、後は指示を出して欲しい。』とのことで、 契約社員の分際で、数十人のベテラン工事班員に工事指示書を書いていました。 某電話局の工事も何故か下請けが行うのですが、 その時は私が工事の立ち会いと称して、現場の手伝いをさせられました。 総合種持ちがいないとマズいのだそうです。 電気通信主任技術者まで取ってしまった私に、頼むから辞めないでくれと課長が泣きついてきましたが、年に23日間しか休日を取れなかったブラックな環境に嫌気が指して、元の機械屋に戻ってしまいました。 連続75日間勤務の記録は、もう嫌だ。(連続60日以上の勤務は当たり前。) 通信法規も、労働法規も、何もかも守られていない世界です。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る