解決済み
消防士さんに質問です。 漏電火災警報設備の代替えとして、自動火災警報設備を設置するのは可能でしょうか? 詳しい説明も頂けたら幸いです。
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ちょっと詳しく説明しますね。 自動火災報知設備というのは,一般の人には「非常ベル」などと呼ばれているもので,室内に設置した火災感知器が煙や熱,炎を感知したり,建物の中の人が押しボタンを押して「火災が発生した」とベルや放送で知らせるものです。 設置義務のある建物は用途や面積によって基準が異なりますが,広範囲の建物に設置されています。 それに対して,漏電火災警報器というのは,一般に「ラス入りモルタル壁(ラスモル)で造られた建物」に設置義務があります。 ラスモルはモルタル壁の中に金網を入れて,モルタルなどの乗り(くっつき)をよくしている壁なのですが,ここを電気配線が貫通させている建物が多くあります。 この時,電気配線から漏電が起こると,モルタルの中のラスなどが発熱して火災に至る可能性があるため,漏電を検知し「火災の危険がありますよ」と知らせるものです。 設置対象となる建物は,比較的古い木造アパートなどです。 最近のアパートは,ラスモルを使うことが少なくなっていますからね。それだけ建築技術や資材が進歩しているということです。 で,上で説明しましたが,それぞれの設備は「火災の原因や状況」について検知する対象が違うのです。 ですから,漏電火災警報器を自動火災報知設備で代替することはできません。 漏電火災警報器の設置基準を定めている消防法施行令第二十二条にも,代替設置の規定はありません。 消防用設備が代替設置できるものは,消防法施行令のそれぞれの消防用設備の規定条文の中に明記されています。
どちらも火災警報設備という名前にはなっていますが、漏電火災警報は電気の配線に検出器を付けて、漏電電流の警報を出すものです。 つまり自動火災報知設備は火事が発生してから警報を出しますが、漏電火災警報設備は火災になる前の段階で警報を出すので、代替にはなりません。
消防士でありませんが・・・ 機器の性格が異なるので代替えで設置することはできません。 概要は下記を参考としてください。 「漏電火災警報器:日本火災報知機工業会さん」 http://www.kaho.or.jp/content/files/H26.10.28roudenn-setumei.pdf
全く違うものです。 設置基準が違います。 代替設備にはなり得ません。
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