解決済み
ISO9001取得と品質保証部の業務について質問です。 高卒で印刷会社に入社し、検査作業員をしていました。その中で作業手順書を作成したり、文書の作成を行っていたりしていた関係で入社4年目で品質管理課に移動になりました。その後、周りの方のご指導のお蔭で知識も付き、多様な業務を任せられる立場で17年勤務していました。しかし残念ながら工場の移転の話が出た為、退職という選択をしました。現在、業界の似た製造業会社の品質保証部として再就職しました。前の会社でISO9001を取得していてその知識があり、品質管理課を経験していた事が採用理由のようです。しかしながら、会社が変わればやり方も考え方も全く違い、前職では当たり前のシステムが全く動いておらず、品質管理課を経験してはいましたが、品質保証部となると今までの知識と経験では何をしていいのか分からず戸惑いの日々です。しかし、即戦力としての採用だったのか期待も大きく、その期待に応えたい気持ちだけはあるのですが、いきなり品質マニュアルの作成をしてくれと言われ、私に出来るのかと不安に思っております。転職した事を後悔しそうになってしまいます。会社の仕組みもよく理解していない上に、知識不足。前職での品質マニュアル自体はだいたい理解はしているのですが、1から作るとなると、私の知識では無理があります。 長々と書きましたが、品質保証部とは具体的に何をすればいいのでしょうか?何から知識を得ればいいのでしょうか? 不安で押しつぶされそうです。 どうか、お力をお貸しください。 よろしくお願いいたします。 長文駄文、失礼しました。
5,899閲覧
品質管理と品質保証の違いを理解されていないようなので、まずはそこから始めることです。言葉が違うだけだと回答している人がいますが、両者は別物です。(品質保証が品質管理の一部として扱われる場合もありますが、役割・機能から見た場合、別物であることに違いはありません) 簡単に言うと、品質管理とは製品の品質を向上させるための技術体系で、固有技術に分類されます。品質保証は、製品が仕様通りに作られていることの心証を顧客に与えるための技術体系で、管理技術に分類されます。 そして、固有技術とは、モノを作るために必要な独自の技術、技量、ノウハウなどのことで、汎用性がなく、その会社やせいぜい同業の会社(あるいは同種の業務)にのみ使えるものです。特性として固有技術は、経験を積んで習熟することで向上します。 管理技術とは、固有技術を効果的に働かせるための技術です。汎用性があるので、異業種や異業界でも使えます。固有技術と違って学習することで向上します。 つまり、あなたは「品質マニュアルの作成をしてくれ」と言われ、その構成を考えたり、機能別の役割把握とそれらの相互関係を整理して文書化することはできるはずですが、転職先の会社の固有技術についての知識・経験がないため、うまく作ることができないのです。 別の「印刷会社」への転職ならともかく、「業界の似た製造業会社」への転職なら、前職で身につけた固有技術があまり役立たないのは、前述の理由から当然のことです。せめて半年ぐらいは、ひたすら各部署の業務観察とヒアリングに努め、それからマニュアル作りを始めるといいでしょう。(即戦力として期待されているとはいえ、会社もそれぐらいの猶予はしてくれるでしょう) 次に「品質保証部とは具体的に何をすればいいのでしょうか? 何から知識を得ればいいのでしょうか?」ですが、それは上司から指示してもらってください。他人にはわかりません。大雑把に言えば、品質保証部という部署は主に顧客からのクレームに対処するのがその役割です。 ちなみに、欧米の会社の品質保証担当者は、クレームに対していかに自社の生産の仕組みがその仕様通りであるか、いかにそのアウトプットとして製品が作られたかを説明し、製品に瑕疵が生じた原因までは説明しません。それが品質保証本来の役割だからです。 一方、我が国はそうではなく、むしろ後者が主であり、主眼はいかに顧客をなだめて関係を元に戻すかにあります。これは品質保証の意味を取り違えているわけですが、その善し悪しは別にして、顧客をなだめるためには固有技術を知り尽くしていることが不可欠であり、品質管理に長けた人材でなければなりません。 今のあなたがその役割を果たすことは当然にできませんから、あせっても仕方のないことです。じっくり気長に取り組むしかありません。 最後に、ISO認証制度とは、ISO9001などのマネジメントシステム規格を対象として、その組織(一般的には会社)において当該規格要求事項に沿った仕組みがあり、組織が自ら定めた仕様通りに仕組みが機能しているという「心証」を、外部の第三者(ISO認証機関)が顧客を含む利害関係者(広義には社会)に与えることを目的としたものに過ぎません。 その会社の製品が高品質であることを保証しているのでも、外部への品質保証を明確にするためでもないわけです。言い換えれば、それらのレベルが低くても、それが仕様通りであれば認証は取得できます。ISO認証とは、その程度のものです。
2人が参考になると回答しました
品質管理と品質保証??? どこが違うのでしょうか・・・・ 言葉が違う・・・だけと思いますが 管理と云うた社内的に一定の規格内に入っているように「指導」する 保障というと・・・ その品質を外部に公表する その程度の違いでしょ 業務としては大きな相違はないと思いますよ!!! ISO・・・では 当然外部への品質保証を明確にするための認証制度じゃないですか?
< 質問に関する求人 >
印刷会社(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る