アベノミクスは失敗していません。 安倍さんは消費税の8%増税に反対だったのですが、8%増税が決まったのは自民党・谷垣政権が民主党・野田政権と公明党と3党合意してしまったからで、 安倍さんとしては、「8%増税は失敗するに決まっているけどこの法律をひっくり返すのは大作業だから今はできない。」としてやむなく8%を認めたのです。 予測通り経済は失速していますが、これは財務省主導で設計した2012年の3党合意が失敗だったのであって、アベノミクスの失敗ではありません。 安倍さんが解散・総選挙に打って出るのは、 「2012年の財務省主導の3党合意は全て失政だ。それを取り消す意味で解散・総選挙する。」ということです。 2012年の12月選挙で自民党が復権したのは「2012年の3党合意を、そのまま履行して増税もして欲しい。」という期待も一部でしょうが含まれていたので、 この度2014年の12月の解散・総選挙では 「今後の財政再建は、財務省の意見は全く聞かずに安倍内閣のアベノミクス1本で行きます。その始まりとして10%増税は延期します。」 というスタンスです。 無期限の延期か、2017年の4月には必ず増税するのか、2017年の4月か他に決まった日時に再度、その時点での景気動向を見て判断するのか、 或いは2015年から5%に戻すのか、その場合、2016年は6%、2017年は7%とか1%づつ上げていくのか・・・・。 こうした細則もアベノミクスの腕の見せ所です。 アベノミクスはまだ生きています。全部安倍さんに任せて、財務省は引っ込んでいた方がマシです。
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