解決済み
自衛隊現役または退役された方にお聞きします。自衛隊の階級で将官や将補になるには防大出身者でないと一般四年生大学出で幹部学校を出ても定年までで1佐か2佐止まりでこれ以上の将補 や将官には成れないのですか、お聞かせください。
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「一般幹部候補生」で一般大学から海上自衛隊に入隊した者です。 一般大出身の将官は、決して珍しいことではありません。 現在の自衛艦隊司令官(海上自衛隊のNO2、実働部隊の総指揮官)は一般大学出身ですし、その他、一般大学出身の現役将官が幾人もいます。 また、一般大学出身の海上幕僚長の前例もあります。 海上自衛隊では、幹部候補生学校から練習艦隊までの約1年半、防衛大学校出身者と一般大学出身者を一緒にして教育訓練を受けさせます。(海上は両者の任用区分が別という回答がありますが、これは間違いです。任用区分は両者同一で、採用後の人事・教育上の扱いも両者同一です。) その勤務成績評価も両者を一括して行いますので、どこまで昇任出来るかは各人の努力次第です。 一般大学出身でも勤務成績が良ければ同期の中でも上位に序列され、その序列に見合った配置を経験し、より早く、より上位の階級へ昇任していきます。防衛大学校出身でも、その経歴の上にあぐらをかいていれば、当然勤務成績の評価は下がり、同期間の序列は下位となり、配置や昇任のスピードはパッとしないものになります。ちなみに、私の期の首席(=将来の海上幕僚長候補)は一般大学出身者です。 また、20年近く前の期から一般大学出身者の人数が防衛大学校出身者の人数と同等かそれを上回るようになっているので、それらの期が今後将官を出す時期になれば、一般大学出身の将官の割合はそれ以前より高くなるでしょう。 ただ、誤解してもらっては困るのは、防衛大学校出身者vs一般大学出身者という様な学閥・対立関係は存在しないということです。 上記の様に両者は1年半の間、文字通り同じ釜の飯を食って厳しい訓練を共にくぐり抜けた間柄ですから、(個人的に反りの合う合わないは別として)総じて仲は良いです。その1年半以前に4年間を共に過ごしている防衛大学校出身者同士の独特の雰囲気はありますが、一般大学出身者を排除する様な排他的なものではありません。 私は今でも、出身に関係なく、同期とよく飲みに行きます。 海上自衛隊は実力主義の組織です。学歴や出身校でフネは動かせませんし、そんなもので部下統率は出来ません。どこまで昇任出来るかはあくまでも本人の努力が第一で、その努力が出来るかどうかは幹部としての自覚を持って自分を律することが出来るかどうかです。
なるほど:2
質問の出世について、定年による特別昇進を除くという意味と解釈してお答えします。 将官になるためには幹部上級課程を終了後、指揮幕僚課程または幹部高級課程などの高級教育を卒業する必要があります。受験資格は40歳未満であるため高齢での叩き上げでなければ受験出来ます。 そのため防衛大学卒と一般大学出身であればほぼ全員が受けます。なお学歴は関係ないので一般幹部候補生から入隊していれば中卒でも受験出来ます。wikipediaで歴代の師団長を調べてください。普通に一般大学出身者がいることがわかるはずです。なお師団長は陸将つまり中将です。将補(少将)でしたら近年なら高卒でなられてるかたがいます。もう定年されたので現在は高卒将官はいませんが不可能ではないことは実証済みです。
防衛大卒業者も一般大卒業者も、 陸海空軍別の幹部学校で一緒に学びますよね。 この時点で、防大から来た士官候補生たちは 士官教育、そして軍隊生活5年目なわけです。 基本動作も軍事学の基礎もばっちり。 対する一般大卒生は、士官教育、軍隊生活一年目。 大学でさんざん楽しく遊んできた後に、 突如として軍隊世界へ放り込まれ、 聞いたこともない軍事学を一から学ぶ。 敬礼や更新などの軍人に必要な基本動作なんて 学力はあまり関係ありませんが、 そういうことの習得に防大生より余計に時間が 取られるので勉強が自ずとおろそかになる。 結果、幹部学校で好成績を取りにくい。 結果、平均して昇進できる地位が防大卒より低い。 当然のことです。 今の自衛艦隊司令官の鮒田海将殿は東大法学部卒、 技術開発部主任の蔵迫海将殿は鹿児島大学院卒です。 学歴を見る限りでは、一般大卒のハンデを 埋めるくらいの努力家だったと言えます。 防衛大生だって、平均して早慶くらいの学力を 持った優秀な候補生たちなんですから、 それ相手にハンデを埋めるのはなおのこと大変。
http://j-navy.sakura.ne.jp/file-admiral.html こちらのページを御覧ください 海上自衛官ですが 現在 将なら 自衛艦隊司令官 東大54年 技術開発官(船舶) 鹿児島大大学院56年 中央病院副院長 防医大3期 将補なら 海幕技術部長 新潟大大学院58年 海幕装備部長 横国大大学院60年 舞鶴総監部幕僚長 東大59年 海幕総務部副部長 岡山大61年 一般大卒の方々いらっしゃいます。
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