オフィスに銀行の営業マンがよく来ます。 会社員ですが、ここのところ急に銀行の人から電話が社長あてによく来るようにな…

Question

オフィスに銀行の営業マンがよく来ます。

会社員ですが、ここのところ急に銀行の人から電話が社長あてによく来るようになり、社長のスケジュールを見てもものすごく頻繁に銀行の人と面会しています。

メインバンクだけならまだしも、メガバンク3つに加えて地銀や信用金庫まで、10行近くの銀行から頻繁に電話があり、代わる代わるオフィスに訪問してきています。

創業10年もないオーナー経営のベンチャー企業ですので
資金繰りがうまく行ってないのかとか、あるいは会社売却を考えているのではないかとか勘ぐってしまいます。

業界の方や詳しい方に聞きたいのですがこういう状況はいったいどういうことなのでしょうか

Answer 1

異次元緩和はご存知ですよね？

現在、金融機関は国債等を日銀に取り上げられて、代わりに現金を押し付けられた状態です。俗称、「銀行フォアグラ政策」とも言いますが。

その現金で債券を購入しても、また日銀に取り上げられるわけで、結局は現金を貸し付けなければならんわけです。

というわけで、金融機関の営業が質問者さんの会社の社長のところに日参して、「金借りて下さい」と言っているわけです。

金融機関が金を運用しないとどういうことになるかというと、金融庁検査で罵詈雑言を浴びせられるわけです。もちろん不良債権になるとそれはそれで怒られますが、貸し出さないとこれまた怒られます。

貸し出さないということは、現内閣の経済政策に対して「異議あり！」と叫ぶようなもので、こうなるとかなりやばくなります。

Answer 2

元銀行員で、現在、上場会社の社員です。
考えられるケースとしては、株式の上場とか考えている可能性もあります。証券会社も来ていればその可能性は非常に大きくなりますね。
それよりも高い可能性とすれば、複数銀行と同時に融資の話をするケースと言えば、いわゆるシンジケートローンと呼ばれる、幹事行（銀行）を１行決めて、複数銀行が協調して融資する場合などがあります。これは、会社の信用度合に対して融資（借入）額が多額の場合など、銀行側としてはリスクを軽減するために行う融資形態でもあります。
うちの会社もこのシンジケートローンを組んで、その後、上場しました。もちろん、会社の業況が良くなければこの融資は組めませんし、上場もできませんが・・・。

または、あまり考えたくありませんが、どこの銀行も貸してくれないような業況になっている、とか・・・。ただ、可能性としては低いですね。このような状況で、取引の無いメガバンクとかが来社されることなど無いですからね・・・。