計測機器のソフトウェア開発を行う際、フローチャート、状態遷移図等の設計ドキュメントを作成してからプログラム作成を行うのと…

Question

計測機器のソフトウェア開発を行う際、フローチャート、状態遷移図等の設計ドキュメントを作成してからプログラム作成を行うのと、ドキュメントなしでプログラムを作り始めるのとでどちらが効率的な作業でしょうか？会社で製品設計の責任者とハードウェア（電気回路）を担当しています。今まで他製品の開発でソフトウェア設計に非常に時間がかかっており納期に間に合わないことが多々あり、今回の製品開発ではソフトウェア設計の時間短縮が必要だと考えています。（私の他にソフトウェア担当がいます。）
今までのソフトウェア設計では、上記に記載した設計ドキュメントの作成を行わずプログラム作成を行い、担当者が考えをまとめる部分のみプログラムを作りながら設計資料を作っている状態です。その為、製品動作の詳細を確認するにはソースを見るしか方法が無い場合が多く、ソフト担当以外は確認できません。
私は、プログラム設計を行う前に設計ドキュメントをまとめ、ソフトウェア仕様を整理してからプログラム作成を行った方が効率的だと考えているのですが、ソフトウェア担当は、「納期までの時間がないので、設計ドキュメントを作る時間がない。フローチャートなどを先に作ってもプログラム作成中に修正するのでぐちゃぐちゃになり意味がない。」と言います。
ソフトウェア設計ドキュメントを作るには時間が必要だとは思うのですが、以下の観点より作成する必要があり作業も効率的になると考えています。
・ドキュメントを基にプログラム設計を行った方が効率的で、バグ(ミス）も少ない。
・製品動作をソフトウェア担当以外でも確認できる。
・ドキュメントを基にデザインレビューを行うことができる。
・類似製品の設計が多いため類似のドキュメントを流用できるようになり、将来、ドキュメント作成時間が短くなる。

以下に会社、製品の概要を記載致します。
・製品設計担当者は、ハード2名（私含む）、ソフト2名、ケース設計1名。
・設計部門人員はハード、ソフト、ケース合わせて、約15名の小さい企業。
・製品規模は、32ビットマイコン1つを基にし、操作SW3つ、表示ランプLED4つ、LCD表示、PCとのシリアル通信、 電圧、電流値を計測、自己診断機能、を有する製品。
・C言語を使用し設計

私はソフトウェア設計の経験が少なく、ソフトウェア設計ドキュメントの必要性に戸惑っています。必ず必要なものではないのでしょうか？一般的にはドキュメントを作らずプログラム設計を行うことがあるのでしょうか？設計効率は下がることがあるのでしょうか？ また、一般的にソフトウェアのデザインレビューはどのように行っているのでしょうか？

説明文が長くなってしまい申し訳ございませんが、
参考になることをご教示頂ければと思います。よろしくお願い致します。

Answer 1

どちらが効率的かという以前の話です。
設計図なしに、カンと経験だけで家を建てるようなもので、そんな危ない家に住むことは出来ません。物作りにおいては、省いていいことと省いてはいけないこと（省けないこと）があります。
例外は日曜大工です。つまり、一人のプログラマだけでソフト開発が完結し、リリース後もずっとその人が専属でサポートするなら可能かもしれません。
しかし、サンデープログラマーではあるまいし、企業の一員として仕事をしている以上現実にそんなことはありえないので、ドキュメントの作成は必須のものです。
そもそも、フローチャートや設計書なしに、どうやってソースを書くのか逆に知りたいです。これらがあるから、プログラム作成過程でも条件変更に柔軟、かつ、的確に対応できるのではないですか？

Answer 2

＞ソフト担当以外は確認できません

この状態は、諸悪の根源。

ふつう、「効率的」とは呼ばず「手抜き」という。

自分の立場を守るためにあえてややこしい処理をして、ソースだけでは他人には理解しにくいソフトを作る人もいる。

本人はそれでいいけど、会社組織としては大問題。

明日、その人が倒れたらどうするのだろう？

もちろんそのためのドキュメント作成時間は用意すること。

「納期が短いからそんな時間ないよ」も、当然の意見だからね。

Answer 3

即答の方に同感です。
設計書を書かずに製作するということは、設計していないのと同じです。（書き表して、初めて設計の正しさを検証できます。）
設計書がなければ、何が正しいかも定義されていないのでテストもできないと思います。
また、プロジェクト管理の観点からは、ドキュメント書かないと仕事を複数の人に割り当てることができません。WBSを作ることも困難です。

仕事では、ドキュメントを書かずに、プログラミングはありえないと思います。