大学病院の医師は激務だ！激務だ！だと言われていますが、どういうレベルでしょうか？首都圏で働くお父様達も、終電間際の電車で…

Question

大学病院の医師は激務だ！激務だ！だと言われていますが、どういうレベルでしょうか？首都圏で働くお父様達も、終電間際の電車でギューギュー詰めになって、タクシー待って帰路に着いています。

Answer 1

大学病院も民間病院も自治体病院も勤務しましたが、とくに自治体病院は辛かったです。私は精神科なので、まだ楽かもしれません。でも、医師には「当直明け」というものはないのです。

朝出勤して1日の業務をこなすと、当直の日はそのまま当直業務に入ります。夜中に急患が立て込んだり、入院があって一睡もできなくても翌日は通常勤務です。朝から外来をし（40人くらい）、それが終わると、病棟業務や他の診療科への往診。最低36時間勤務です。代休はありませんし、土日も日当直（24時間）があります。

「昨日眠れなかったから帰らせて」と言いたくても、病棟に重症の患者さんがいたら言えません。

担当の患者さんが問題を起したり、生死に関わるような事態のときは、いつでも呼び出されます。
精神科の入院は形態によっては人権に関わるので、資格を持たない若い医師が当直するときは自宅待機です。真夜中に呼び出されることも、たびたびありました。

眼科や皮膚科などの当直のない科も、重症の患者さんが搬送されてくる可能性があるので、交代で自宅待機です。

でも、外科や脳神経外科、循環器や呼吸器・消化器内科などは、1週間泊り込みもざらです。こういった当直はサービス残業とみなされ、賃金は支払われません。当直室もやりくりがつかないので、医局のソファで仮眠。朝、看護師さんが起こしに行ったら亡くなっていた先輩もいました。
小児科・産婦人科もご存知のとおり、ひどいことになっています。

私は最近になって自宅でゆっくり眠れることのありがたさを知りました。
携帯電話はろくな思い出がないので大嫌いです。

Answer 2

　夫は医者ですが、大学病院で勤務していたときには、ほとんど家に帰って来れませんでした。睡眠時間も3時間も取れたら良いほうでした。土日もほとんど病院ですし、研究や勉強で私的な時間は皆無でした。自宅で寝ていても、夜中に呼び出しが有って出て行くのも日常茶飯事でしたし。

　私も民間の企業で働いていて毎日終電で帰り、時々帰れずホテルで仮眠をとって出勤とかしていましたが、夫の口癖は、｢お金でかたがつく仕事は良いよね。｣だったかな。激務以上に精神的なストレスが耐えられない位重圧だったみたいです。今は独立開業して以前に比べると楽に生きているみたいですが、それでも、医者って民間企業では考えられない位激務だなあって思います。

　私は、自分が頭脳明晰で生まれていたとしても、あれだけ自由な時間が無くハードな生活を送るのだったら、医者にはなりたくないなあとつくづく思います。