解決済み
品質マネジメントシステムの成果については、5.5.2管理責任者の項で、プロセスの成果については、5.6.2マネジメントレビューへのインプットの項で要求されるものです。 規格0.2に記載される通り、ISO9001はプロセスアプローチが推奨されていますが、これは個々の活動をプロセスとして捉え、それぞれの関係を明らかにして改善し、全体として品質マネジメントシステムの継続的改善を目指しています。 簡単に言い換えれば、 「プロセスの成果」とは、個々の活動が計画された結果を出したのか、例で言うと、検査を計画して適切に不良品を抽出できたのかということ。 「品質マネジメントシステムの成果」とは、それらすべてのプロセスを運営して、顧客満足を得ることができたのか、つまり品質管理責任者が適切に品質計画をして、適切なヒト・モノ・カネを投入して顧客が満足したのかということです。 もっと現実的に言えば、プロセスの成果は、品質保証のそれぞれの活動(検査とか、購買とか)うまくいったか、QMSの成果は、その結果として品質保証全体がうまくいったかと考えればいいでしょう
ISO9001規格に「成果」の要求事項はありません。 なぜなら、ISO9001を適用したからといって何か特別な「成果」が得られるものではないからです。ISO9001規格に、そのような意図はありません。
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