解決済み
ISO 9001の力量についてのご質問6.2.1で力量を明確にするようになっていますが、前の会社や解説書ですと「力量表」や「スキルマップ表」などあります。現在の会社はそのようなものがなく、資格認定だけです。 個人的には力量を明確にしなくてはいけないと思い、そのツールとして力量表などが必要だと思いますが、 必要性を感じてくれません。 力量表はひと目でスキルが分かるため、不足している分は次の教育計画に盛り込み、教育のニーズになります。 うまく必要なことを説明できるようにアドバイス願います。
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確かに要求事項には「力量を明確にする」と書いてあります。 これは、今、会社が行っている資格認定における力量の明確においても、それで十分な要求事項を満たしていると考えます。 しかし、ISO9001はツールですから、さらに1歩、組織が踏み込みたいと思えば、いかなる方法でこの力量把握から教育計画につなげていくことはありかと思います。 よく誤解している組織の方も多いですが、最初のコンサルタントが、力量を明確にすることを力量表で点数や○、×をつけたり、スキルマップ表をする方法を指導したりします。おそらく人事考課というシステムで採用することも念頭においたりして、そのような方法を行おうとしているところもありますが、実際にはいりません。つまり要求事項上、必要ないのです。 しかし、ツールとして、今の組織に力量表などが必要ということはISO9001とは別に、その必要性と有効性をきちんと、教える必要があるでしょう。たとえばポートフォリオによる教育の管理効果や、教育制度の合理的で有効性のある実施など、そういう研修についての研究は、職員のモチベーションにも合わせた、効果的セミナーがいろんなところであると思います。そういうところでの情報を参考に、独自の教育システムに持って行くのがいいと思います。 でも、力量表やスキルマップが、必ずしも、力量を明確にするツールとは言えません。机上の書類づくりで、なんとでもなるからです。ですから、うちの審査では、書類上の力量確認はしません。実際に、そこにいるスタッフに、やらせてみてできるのかどうなのかを確認します。また資格証をきちんと管理しているかどうかです。あくまでサンプリングですが、本当に出来る人が仕事をしているのか、なんでその仕事をしているのか、その瞬間、瞬間で審査をします。しかし、日常的な管理となれば、先ほどのようなツールが必要になる組織もいりますね。また規格要求事項どおりの審査をする審査機関や、コンサルチックな審査をする審査機関で、受けるとそれを求められると思います。 どちらがどうとは言えませんが、ISOとは別に、有効性を必要とする根拠を見つけて説得された方がいいのではと思います。
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