介護職員初任者研修の資格内容の詳細

Question

介護職員初任者研修の資格内容の詳細実務経験の日数や実働時間などの詳しい内容を教えてください。
また 資格内容が介護福祉士と介護職員初任者研修との違いもわりますか。

Answer 1

「介護職員初任者研修」は、介護の仕事を手がけるうえでの最も初歩的な講習であり資格で、かつて「ホームヘルパー(２級)」と呼ばれていたものがリニューアルされ、このような呼び名になったんです。

初歩的な講習ですから、受講に当たって必要な実務経験とか実働時間とかいうことはありません。介護の仕事が未経験の人向けに取り組めるようにしてありますので。

一方の介護福祉士ですが、こちらも高校を出てから専門学校で修得したりする分野ということでは、仕事が未経験の人向けの資格ではあるのですが、こちらの方はより専門的な講習内容で最低３年の勉学を必要とし、資格自体は国家資格としています。ここが正式な国家資格ではない「介護職員初任者研修」との決定的な違いです。

ですので、介護施設が給与体系を設けるうえでも、国家資格である介護福祉士の資格を持っている人をない人よりも優遇する傾向にあり、それはまた就労後の昇格昇給にも大きく左右してくる場合が往々です。介護職員初任者研修の修了者よりも「専門の教育を受けている」ものとして。

手軽という言い方は語弊がありますが、イメージ的に手軽なのが「介護職員初任者研修」で、しかし門戸が広いということは、それだけ修得したものが「浅く、狭い」評価でしかないわけです。国家資格である介護福祉士よりも。

ざっとそういうイメージです。介護福祉士の資格は、必ずしも専門学校等を出なくても取れる道もありますが、来年の試験から受験の条件をぐっと厳しく改めることになっています。国家資格だけに、資格者乱造の評価を避けたい狙いからと思われます…