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メンタルヘルス・マネジメントI種(マスターコース)に合格していて、かつ産業カウンセラー養成講座を修了している人は、心理相談員になれますか?
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心理相談員という資格があります。また一般的に自らの職業カウンセラーの呼称として、心理相談員と名乗る場合もありますが、基本的にはそういう資格名称がある以上、資格を取得しないと「心理相談員」とは名乗れませんよね。 ただ、ここでは、ご質問の「心理相談員」が、一般呼称として使われているのか、中央労働災害防止協会の資格として使われているのか、少し不明なので、2つのケースで回答させていただきます。 心理相談員は、中央労働災害防止協会の資格で、受講した後、試験に合格する必要があります。 心理相談員の受験資格は以下の通りです。 1.大学(原則として4年生)において、心理学系、社会福祉系、保健系の正規の学課を修めて卒業した者 2.保健婦(士)の資格を有する者 3.正看護婦(士)の資格を有する者で、健康に関する面接または相談の経験を1年以上有する者 4.運動指導専門研修またはヘルスケア・トレーナー養成研修修了者 5.ヘルス・リスナー技法研修修了者で、健康に関する面接・相談の経験を5年以上有する者 6.衛生管理者の資格を有する者で、健康に関する面接・相談の経験を3年以上有する者 7.その他、右と同等の資格を有すると認められる者 ■中央労働災害防止協会 健康確保推進部 ですから、メンタルヘルス・マネジメントⅠ種、産業カウンセラー養成講座修了の要件は、全く関係がないことになります。 ただ、上記の資格のことではなく「心理相談員」を、1つの役割の呼称として理解されている場合は、それは、そういう業務につける機関で働くことができるか(採用されるかどうか)ということになるでしょう。 もう1つはカウンセリングの基本的なことは、産業カウンセラーの養成講座の実技演習で学んでいるとは思いますが、実際にカウンセラー業務に携わる方は、資格をとったうえで、協会に加入し、協会の会員研修にさらにすすみ、シニア産業カウンセラーのレベルまで目指し、逐語記録やスーパーバイザーのトレーニングも定期的に受けておかないと、絶対に職業にはできないと思います。資格としての「心理相談員」もそうですが、資格をとれば、更新のための基準があると思います。1度資格をとった方が、その後、トレーニングをせずに、メンタルケアの現場に出て、相談業務を行うことは、非常に危険だと思います。私はメンタルケアに携わる人は、医者と同じく、命に関わる仕事なのだと思います。クライアントにあったカウンセリングをしないと、クライアントは他のカウンセラーを選びます。たとえば男女、年齢、そういったことも関係してきます。独立しようものなら、そういうところでの集客という経営についても学ぶ必要がありますし、ほとんどのプロの方はカウンセリングだけでは、食べていけません。また、医療機関との連携、産業医との連携がスムーズにとれないうちに、カウンセリングがうまくいかず、命を自ら断たれる方も少なからずいらっしゃいます。 ですので、常にブラッシュアップしていく環境のなかで、そういった職業に臨まれるといいと思います。
中央労働災害防止協会が認めてくれればなれるでしょうね!
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